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斎藤佑樹が“佑ちゃん”から卒業する日…

 「日本ハムに入った斎藤佑樹だけど、どうして“佑ちゃん”なんだ? もう22歳の大人に対して“ちゃん付け”はおかしいだろう」

 飲み友達からふと、こんなことを聞かれ、一瞬、答えに窮してしまった。確かにスポーツ紙や民放のスポーツニュースなどで「佑ちゃん」という表現をよく目にする。

 一般にメディアが「○○ちゃん」を用いるのは主に小学生以下が対象だ。しかし、芸能人やスポーツ選手には当てはまらない。田原俊彦はいくつになっても「トシちゃん」だし、野村義男は「ヨッちゃん」。萩本欽一に至っては69歳になっても「欽ちゃん」の呼び方がしっくり来る。「なぜ?」と言われても「そういうニックネームだから…」としか答えようがない。

 スポーツ選手では福原愛の「愛ちゃん」、浅田真央の「真央ちゃん」あたりが定着している。しかし、浅田と同い年の金妍児は決して「金ちゃん」とは呼ばれない。不思議といえば不思議だが、ここら辺の違いは、もう「雰囲気」としか言うほかない。

 一方、プロ野球選手でちゃん付けされている選手は思いの外少ない。現役では巨人のラミレスが自他ともに「ラミちゃん」と呼んでいるぐらい。一昨年のドラフトの目玉だった西武・菊池雄星も「雄ちゃん」とは呼ばれなかったし、日本ハム・ダルビッシュ有も「有ちゃん」とは呼ばれなかった。

 かつては、ヤクルトの荒木大輔が「大ちゃん」と呼ばれ、王貞治も現役時代に先輩たちから「ワンちゃん」と呼ばれていた。とすると「佑ちゃん」は史上4人目の“ちゃん付けプロ野球選手”? もちろん、楽天に加入した岩村明憲が仲間内から「ガンちゃん」と呼ばれていたりするが、メディアにちゃん付けで登場する選手となるとごく限られてくる。

 しかし、斎藤の場合、いずれはちゃん付けから卒業していくように思う。男子ゴルフの石川遼が16歳にしてプロデビューした2008年、当時はよく「遼くん」という表現が使われていたものだが、最近はあまり見かけなくなった。人気、実力ともに日本を代表するプロゴルファーとなったことで“大人”として認められたということだろう。

 「ハンカチ王子」という言葉が死語になりつつあるように、斎藤が「一流のプロ」「一人前の男」として認められるようになれば、自然と“ちゃん”は消滅していくのではないだろうか。

 漠然とこんなことを考えていると、かの酒友は冒頭の質問などすっかり忘れてしまっているようで、こう言うのだった。

 「本間ちゃん、もう一軒行こうよ」

 おいおい…。(本間普喜)

(2011年1月11日付 産経新聞運動面に掲載)

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[ 2011/01/11 11:24 ] スポーツ | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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