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開催か中止か、揺れる球界

 「こんな時に野球をやってていいのか?」。いや「こういう時だからこそ野球を」。東日本大震災を受け、球界関係者の胸中は複雑だ。

 11日に発生したマグニチュード9.0の東日本大震災。死者は万人単位に及び、避難者は45万人を越えた。今でも余震が続き、日本列島には不安が広がっている。

 プロ野球では、11日当日のオープン戦のうち、横浜vsヤクルト戦(横浜)、楽天vsロッテ戦(明石)の2試合が途中で打ち切られ、12、13日の試合はすべて中止となった。15日に予定されていた4試合もすでに中止が決まっている。

 そんな中、きょう14日に岐阜市の岐阜長良川球場で巨人vs阪神のオープン戦が予定通りに開催される。東日本大震災発生後、試合が行われるのはこれが初めてだ。試合を主催する巨人の桃井恒和球団社長は、岐阜市は震源から遠く、観客の安全を確保できることを理由に挙げた上で「被災者を思う気持ちはあるが、こういうときでも野球をお見せするのが、われわれの義務。被災地を支援する試合としてやる」と説明。試合前には黙とうをささげ、収益は被災地に寄付する。阪神の沼沢正二球団本部長も「(巨人側から)チャリティー的な意味合いを持たせたいとの説明があり、その趣旨に賛同してついていきます」と話した。

 もちろん、地方での試合は1年に1回あるかないか。それを楽しみにしているファンもおり、野球の試合が被災者を勇気づけることにもなるだろう。

 その一方で、東北高(宮城)出身の日本ハム・ダルビッシュ有投手(24)は13日、「野球人である前に、人間でもあるので。野球をやっていて、いいのかなと思う。いつものように野球だけ考えて、生きていけない」と複雑な胸中を明かした。

 高校時代のチームメート、後輩ら、いまだに安否が確認できない知人もいるという。命は助かっても家屋を流された知人もいる。「困っている人が多くいるのに、そういう時に(野球)はどうかな、と思う。1人でも多くの人に助かってほしい。それは身内だけではなくて…」と話すダルビッシュの表情は沈痛だ。

 ダルビッシュはアクセスの多い自身のツイッターで支援情報を発信。練習以外はホテルの部屋にこもりきりで、ツイッターに寄せられる投稿に返事を書いている。

 また、今回の東日本大震災で最も深刻な被害を受けたのが仙台市に本拠地を置く楽天だ。仙台への交通手段が断たれ、現在、楽天ナインは横浜市内に足止め状態。13日には巨人の室内練習場を借りて約2時間の練習を行ったが、主将の鉄平外野手(28)は「東北のみなさんのことが心配。家族、知り合いもいますし、正直なところ、100%野球に集中するのは難しい。チーム全員が『何とか力になれたら』という思いでいる」と話す。

 楽天では、仙台に残っていた球団職員が各地の避難所を駆け回り、選手の家族の安否を確認した。また、本拠地のKスタ宮城は「観客席、クラブハウスに一部不具合があるが、外観に目立った損傷はないとの報告を受けた。専門家に見てもらい、安全を期したうえで試合を開催できるかどうか判断したい」と米田純球団代表は言う。

 25日は楽天にとって球団創設7年目にして初の本拠地での開幕戦となるはずだったが、移動手段、ビジターチームの宿泊施設などを確保できるかどうかはまだ流動的だ。米田球団代表も「新幹線、飛行機、ホテルなどのインフラがどこまで復旧するのかは予測がつかない」と話す。

 パ・リーグはあす15日に緊急理事会を開いて今後の対応を協議する。場合によっては日程そのものの変更やKスタ宮城での「楽天vsロッテ」の開幕カードをロッテの本拠地QVCマリンに変更する可能性もある。また、電力供給の不足から、ナイターをデーゲームに変更することも考えられる。

 それでも米田球団代表は「基本的には、試合をやって東北のみなさんに元気、勇気を与えることが使命だと思っている」と話し、可能であれば試合を行いたい考え。楽天ナインも被災者のために戦い続ける決意だ。

 とはいえ、25日までにどこまで復旧が進むかは不透明。大震災による混乱が続く中、球界関係者の胸中もまた、激しく揺れ動いている。


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[ 2011/03/14 09:09 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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