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氏家氏死去で巨人戦はどうなる?

 28日に死去した氏家日本テレビ会長。巨人への思い入れの強かった同氏だけに、巨人戦中継にも影が…。

 日本テレビ会長の氏家斉一郎(うじいえ・せいいちろう)氏が28日午前6時10分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。84歳。氏家氏は東大経済学部卒業後、1951年に読売新聞社に入社。経済部長、広告局長、常務などを経て1982年に日本テレビ副社長、1992年に日本テレビ社長に就任した。その頃から「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」「マジカル頭脳パワー!!」などが人気番組として定着し、情報番組「ズームイン!!朝!」も人気を集めた。巨人戦も当時の長嶋監督や松井秀喜外野手の効果で30%近い高視聴率を記録。1994年から10年連続で「視聴率4冠王」を達成している。

 1996年~2003年には民放連会長として、地上波のデジタル化推進などで放送業界を引っ張り、2001年には日本テレビのCEO(最高経営責任者)兼会長に就任。その手腕は放送業界でも卓越したものだったが、同時に巨人とも深い関わりがあった。

 2002年からは巨人の相談役を務め、1989年に設立された巨人軍最高経営会議のメンバーにもなり、読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長(84)とともに巨人軍の経営に携わった。

 東大文学部哲学科卒の渡辺会長とは同期であり、盟友。読売新聞時代は「政治の渡辺、経済の氏家」とも評された。その渡辺会長は盟友の突然の訃報に際して、こうコメントしている。

 「氏家君とは同年同月生まれ、旧制東京高校、東大、読売と、18歳から66年の不離一体の親友だった。たまたま、読売新聞、NTVと両方のトップになったが、2人の友情がなかったら、こんな奇跡は起こらなかっただろう。学生時代、共に共産党に入ったが、私が除名されたとき、彼も脱党した。2人とも妻が元新劇女優だったこともあり、姉妹のような仲だった。だから家族と同じだった。政財界とも同じ人脈でつながった。唯一最高の友を失い、途方にくれている。全身の力が消失していく思いだ」

 くしくも、昨28日は、日本テレビの定例会見が行われ、4月12日に延期された巨人の開幕戦(対ヤクルト、午後6時開始=山口・宇部市野球場)と翌13日の第2戦(対ヤクルト、午後6時開始=福岡・北九州市民球場)を地上波で中継することが発表された。東日本大震災による開幕延期がなければ、本来、宇部と北九州の試合は、経費のかかる地方開催とあって地上波での中継予定はなかった。しかし、節目の開幕戦とあって中継に踏み切る格好となった。

 これは、むしろ日本テレビにとってはプラスになるとの声が多い。何しろ、予定通りに3月25日に開幕していれば、世界フィギュア(フジテレビ系列)とサッカー日本代表戦(テレビ朝日系列)の挟み撃ちに合い、巨人戦中継の惨敗は必至と見られていたからだ。結局、大震災でイベント自体が吹き飛んでしまったが、新日程の4月12日には、強力なライバルとなるようなスポーツイベントはない。暗いニュースが続く中でのプロ野球の開幕は、ファンにとっては久々の明るい話題。開幕日を巡るスッタモンダの経緯があったにはせよ、大いに注目を集めることになる。日本テレビの細川知正社長も「地震の影響で視聴率が上がるという見方はいかがなものかと思いますが…。いずれにしても、より多くの方に関心を持っていただくことに越したことはない」と話す。

 日本テレビは1月24日の時点で、今季の巨人戦の地上波での中継数を昨年と同数の22試合(うちナイターは7試合)と発表していた。震災を受けて日程は大幅に変わることになったが、それでも細川社長は「基本的には、予定されていた試合数を中継するのが筋」とし、予定通り22試合を放映する方針だ。

 しかし、来季以降、どうなるかは予断を許さない。何しろ、他局も含めて巨人戦の中継は減少の一途。2004年には133試合のナイターが中継されたが、2005年には129試合、2006年には106試合、2007年には74試合、2008年には61試合、2009年には32試合、昨年は27試合にまで激減している(いずれもレギュラーシーズン、関東地区)。視聴率が1桁を連発するような惨状ではこれも致し方ないが、そんな中で日本テレビが昨年と同数の中継数をキープしたのは、氏家会長と渡辺会長の間に太い絆があったからだ。

 広告収入の減少などで民放各局は大幅な経費削減を迫られている。数字の取れないコンテンツは今後、ますます切り捨てられていくのは必至だ。日本テレビとしても、「氏家-渡辺」の“盟友ライン”が消滅したことで、これ以上巨人に義理立てする必要はなくなった。もちろん、日本テレビ放送網の筆頭株主は読売新聞グループ本社で、両社は強い提携関係にはあるが、野球、とりわけ巨人への思い入れが人一倍強かった氏家氏が亡くなったことで、今後はよりドライな経営方針に転換されることが予想される。

 「唯一最高の友を失い、途方にくれている。全身の力が消失していく思いだ」との渡辺会長の言葉は、まさに、本心からの吐露だろう。盟友の死とともに、巨人戦の中継もまた“消失”の危機に立たされることになる。


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[ 2011/03/29 09:42 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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