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由規、東北魂でG倒へ

 泣き虫だったヤクルト・由規が涙を封印。仙台出身の右腕は特別な思いで開幕を迎える…。

 ヤクルトの4年目、由規投手(21)が30日、無観客で行われた横浜との練習試合(横浜)に先発し、5回を4安打無失点に抑える好投を演じた。

 由規は宮城県仙台市出身。今回の東日本大震災では大きなショックを受けた。家族は無事だったが、親戚や知人、仙台育英高時代のチームメートや先輩らが多く被災した。

 由規は2007年のドラフトでヤクルトの他、楽天、横浜、中日、巨人の5球団が競合。指名後の会見では家族への感謝の言葉を述べた際に号泣したほどの涙もろい性格だ。当時は「泣き虫王子」「号泣(剛球)王子」などとも呼ばれていた。だが、今は泣いている場合ではない。

 前回、21日のオリックスとの練習試合(京セラドーム)でも4回無失点と好投し、この日も自慢の速球に新球のカットボールを織り交ぜ、横浜打線を翻弄した。

 「理想に近いピッチングができたと思う。まだ荒削りなところがあるけれど、変化球が思ったところに決まってくれた」と由規。この日の64球のうち、150キロ以上は20球。最高球速は154キロをマークした。前回のオリックス戦から投げ始めたカットボールについては「スライダーの曲がりが悪かったので試し始めた。カットボールを投げ始めたことで、スライダーも腕を振って投げられるようになった」と投球の幅が広がったことを実感している。

 昨年8月26日の横浜戦(神宮)で日本人投手としては最速の161キロを記録した由規だが、リーグ最多の74与四球という制球難に加え、好不調の波が激しく、昨季は12勝を挙げながら負け数も9。防御率は3.60という成績だった。しかし、今年は力勝負だけでなく、緩急を生かす投球術も身につけたことで見違えるように安定感が増した。

 小川淳司監督(53)も「このまま開幕してくれればいいと思う。シーズンに入ればプレッシャーもあるが、ここまで見ている限りでは一段階成長したのではないか。自信を持っているし、雰囲気を感じる」と高評価。4月12日の巨人との開幕戦(宇部市野球場)の先発は、昨年13勝のエース、石川雅規投手(31)に託す方針だが、2戦目の巨人戦(北九州市民球場)は由規の先発が有力となった。

 舞台となる北九州市民球場は両翼92メートル、中堅121.9メートルと狭く、一発攻勢が得意の巨人に有利だが、小川監督は「力には力だよ」と由規の剛球で巨人の重量打線を封じ込める作戦だ。

 前述の通り、由規は涙もろく、これまでは精神面の弱さも課題だった。しかし今回、地元が甚大な被害を受けた大震災を経験したことで精神的にもタフになった。「本当は今すぐにでも駆けつけたいという気持ちです。でも、そうもいかない。今の自分にはやるべきことがある。野球に集中して、少しでも自分たちのプレーで、被災地に勇気を与えられるように…」と話す由規には並々ならぬ決意がみなぎる。

 当分の間、涙は封印。投球術でも精神面でも一回り成長した日本最速右腕は、きっと被災地を元気づける活躍を演じてくれることだろう。


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[ 2011/03/31 09:30 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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