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逆境の楽天、“復興”はなるか?

 震災が色濃く影を落とす楽天。観客動員でも苦戦は必至で、星野監督は自ら「営業マンになる」と宣言したが…。

 楽天・星野仙一監督(64)が4日、ほっともっとフィールド神戸で行われたチーム練習の合間を縫って、CM撮影に臨んだ。4月15~17日のオリックス戦(甲子園)、22~24日の日本ハム戦(ほっともっとフィールド神戸)の楽天主催2カードをPRするためだ。

 楽天は本拠地Kスタ宮城が東日本大震災で被害を受けたため、この2カードが関西での開催に振り替えられたが、認知度は今ひとつ。星野監督は「告知が浸透していない。俺の関西の知り合いも6、7割は楽天が甲子園で試合をやることを知らないな」と明かす。

 星野監督と甲子園といえば浅からぬ縁。しかも相手は、自分の後に阪神監督を務めた岡田彰布監督(53)だ。“ホーム開幕戦”の15日には、かつて甲子園を沸かせた田中将大投手(22)を先発にも指名している。好条件がそろっているようだが、現実は厳しい。楽天の営業担当者は「阪神電車内に広告を出したりしているのですが、正直、厳しい状況です」と話す。

 3月23日から4月3日まで、甲子園で行われた選抜高校野球も、総入場者数は41万3000人。昨年の42万9000人から1万6000人の減少となった。当初は開催自体も危ぶまれ、鳴り物の応援も自粛に。震災の影響があまりない関西圏でも、やはり「野球どろころではない」という感情が強いようだ。

 そこで星野監督は「おれが営業マンになって営業活動するぞ! 昼間は野球。夜はスーツを着て企業を回り、営業だ」と宣言。政財界の豊富な人脈をフルに生かしていく覚悟を明かした。甲子園の最大収容人数は4万7808人だが、星野監督は「3万人は入ってほしい」と話す。

 ただ、たとえ関西主催カードが成功したとしても、試練はさらに続く。楽天は4月29日のオリックス戦で本拠地・Kスタ宮城での“開幕”を迎えるが、震災で甚大な被害を受けた東北地方は、ようやく復興へ向けて立ち上がろうとしているところ。まだ避難所生活を強いられている被災者も多く、果たしてどれくらいの人が球場に足を運んでくれるかは未知数だ。

 昨年の楽天の主催72試合の観客動員数は、1試合平均1万5856人で12球団中最下位。今季は闘将・星野監督の就任に加え、松井稼頭央内野手(35)、岩村明憲内野手(32)の元メジャーリーガーコンビの獲得など話題性は豊富だが、やはり震災の影は色濃く、営業面で苦戦を強いられるのは避けられない。

 これでチームが優勝争いに加わるようになれば、東北地方を勇気づける意味でも追い風となるが、ここまでのチーム状況は決していいとは言えない。ここまで練習試合、オープン戦などを合わせた25試合の対外試合は、7勝12敗6分けで勝率.368。昨年の楽天の勝率.440を大きく下回っている状態だ。楽天は創設以来の6年間でBクラスが5度、そのうち最下位が3度…。星野監督は「長年培われた体質は、そう簡単には変わらないよ」と珍しく弱音も口にしている。

 楽天は1月31日にキャンプ地の久米島に入り、2月28日には一旦、仙台に戻ったものの、3月3日に長崎に移動。転戦中の11日に東日本大震災が発生し、以降、仙台に戻ることなくジプシー状態となった。現在はほっともっとフィールド神戸を仮の本拠地としているが、長旅に加えて精神的な苦痛も重なり、選手も球団スタッフもさすがに疲労の色は隠せない。星野監督も「選手たちはみんな疲れとるよ。それは無理もない」と話すが、それでも「被災地のことを思えば、俺たちがキツいとか言ってはいられない」と悲壮な覚悟だ。

 星野監督は1987年に2年連続5位だった中日の監督を引き受け、就任1年目に2位、2年目にリーグ優勝に導いた。また、2002年には4年連続最下位だった阪神の監督となり、就任1年目に4位、2年目に18年ぶりのリーグ優勝を成し遂げている。当時と今の楽天が抱えている逆境は、とても比べられるものではないが、不屈の闘志こそが星野監督の持ち味だ。この逆境と試練をどう乗り越えていくのか…。今季は左袖に「がんばろう東北」のワッペンをつけてプレーする楽天、星野監督にとってはまさに、腕の見せどころだ。


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[ 2011/04/05 09:42 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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