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「持っている」斎藤佑樹の実力…

 注目ルーキー、日本ハムの斎藤佑樹が初先発で初勝利。上々のデビューだが、本当の実力は…。

日本ハム 8-4 ロッテ(4月17日、札幌ドーム、観衆=37863人)

 日本ハムのドラフト1位ルーキー、斎藤佑樹投手(22)が17日のロッテ戦(札幌ドーム)で1軍公式戦初先発で初勝利を挙げた。5回6安打4失点(自責点1)の内容ながら、今季入団した新人で一番乗りの白星となった。

 この日の札幌ドームには3万7863人の観衆が詰めかけた。斎藤のプロ第1球は球速144キロのストレート。ロッテ先頭の岡田を三振に斬って取り、大歓声が上がった。だが、この歓声はすぐさま悲鳴に変わる。1死一塁から外角低めの直球をロッテの井口に右中間へ2点本塁打された。「やっぱり、力不足なのか…」。誰もがそう思ったことだろう。その人気とは裏腹に、オープン戦、練習試合では6試合19回を投げて13失点、防御率5.21と打ち込まれている。「まだプロのレベルでは厳しい」というのが周囲の評価だった。

 しかし、試合はこの後、思わぬ方向へ。その裏、ロッテ先発大嶺がまさかの大乱調で3四球で満塁とされ、ホフパワーに逆転満塁本塁打が飛び出した。

 これで気持ちが楽になった斎藤は二回から変化球主体の投球に切り替え、次々と凡打の山を築いていく。「改めて直球がダメだと感じた。変化球に頼った方が今日は打ち取れると思った」という斎藤。変化球が低めに決まり出すと、関係者の間で話題となっている“佑ちゃんストライク”も続出。きわどいコースが次々とストライクと判定され、制球が生命線の斎藤にとって有利な展開となった。

 五回、2死満塁から再び井口にタイムリーを浴びて2点を献上。この時点で6-4と日本ハムが2点リードしていたが、梨田監督は勝ち投手の権利のある斎藤を降板させ、六回からは林-宮西-榊原-増井-武田久と救援陣5人を投入する必死の継投で、半ば強引に斎藤の初白星をつくり出した。

 「工夫しながら投げていた。初登板で自責1なんだから、100点をやっていいんじゃないかな。緊張したとは思うが、甲子園などで場慣れしている。たとえ初登板で勝つことができなかったとしても、使える投手であると判断しているが。ゲームをつくれる投手であると最初から言ってきたはずだ」と梨田監督。思い通りの采配に笑顔を見せた。

 一方、ロッテ打線は斎藤の投球をどう見たか。この日、斎藤から3安打、4打点を上げた井口は「ああいう(逆転満塁本塁打の)展開になったので、楽に投げさせてしまったかなと思う。打ちたいという気持ちが強くなり、うちは強引になってしまったかもしれない」と話す。金森打撃コーチも「いい当たりが正面を突く。“佑ちゃんワールド”に引きずり込まれた感じ」と振り返った。確かに、斎藤の醸し出す雰囲気にロッテ打線が飲み込まれてしまったかのような試合だった。

 また、公式記録も斎藤に味方している。初回に浴びた2ランは、エラーによる走者を置いてのもので、自責点は1。五回2死からの里崎の詰まった三塁ゴロは内野安打かと思われたが、記録は三塁失策。その後の3連打による2失点は自責点とならなかった。味方の援護、ファンの声援も含め、何もかもが斎藤を後押ししたような格好だ。

 とはいえ、どんな勝ち方でも勝ちは勝ち。斎藤は「ここまで来るのは待ち遠しく、長く感じた。この1勝は野球を始めたときからの夢だったので、お立ち台に立てたのはうれしい。早く北海道の一員となれるよう、頑張りたかったので、仲間入りできたかなと勝手に思っています」と笑顔。その一方で「5回4失点はふがいなく、自分としてはまだまだという気持ちの方が強い。六、七回を完璧に抑えてお立ち台に立つイメージを持っていたが、結果オーライだった」と反省点も口にした。

 ネット裏で見守っていた評論家たちも「ストレートが通じないと分かると、すぐさま変化球主体のピッチングに切り替えるあたり、野球センスの良さを感じさせる。持ち味のスライダーも大学時代より切れが増していた」と評価したが、その一方で「これだけ変化球が多いとやはり不安定。それなりに勝つだろうが、同時に負け数も多くなる。チームに貯金をもたらすようなピッチャーになるためには、やはりもう少しストレートを磨かないと…」という指摘もあった。

 「持っているもの、それは仲間です」との言葉が流行語大賞となり、プロに入ってからも“勝ち運”を持っていることを証明して見せた斎藤。まずは順調なプロデビューを飾ったが、本当の真価が問われるのは、これからとなりそうだ。

(成績は2011年4月17日現在)


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[ 2011/04/18 09:02 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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