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オリックス、早くも韓流路線失敗?

 オリックスの韓流路線が早くも暗礁に。現場を知らない本社主導の補強策はやはり失敗か…。

オリックス 0-4 日本ハム(4月21日、京セラドーム大阪、観衆=10315人)

 オリックスは21日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)で0-4の完敗を喫した。チームはこれで3連敗。まだ開幕して3カード目だが、9試合で2勝6敗1分けとリーグ最下位に沈んでいる。

 不振の象徴となっているのが、昨年巨人を戦力外となった李スンヨプ内野手(34)だ。岡田彰布監督(53)は開幕からスンヨプを「6番・一塁」でスタメン起用してきた。12日のソフトバンクとの開幕戦(京セラドーム大阪)は3タコでスタート。2戦目には八回にソフトバンク・吉川から右翼5階席に飛び込む特大の3ランを放ったが、その後は鳴かず飛ばずで、15日の楽天戦(甲子園)から4試合連続ノーヒット。前日まで28打数3安打、打率.107、14三振という惨状で、指揮官はこの日ついに、初めてスンヨプをスタメンから外した。

 岡田監督は「先発が左(武田勝)やったから」と話すに留めたが、あまりの打てなさぶりに業を煮やしてのスタメン落ちだったことは明らかだ。この日、スンヨプは八回に代打で出場し、日本ハム2番手の増井から右前安打を放って意地を見せたものの、それでもまだ4安打目。打率は.138と“アジアの大砲”の片鱗は見えない。

 オリックスの今季の“売り”は、このスンヨプとメジャー124勝の朴賛浩投手(37)の韓流コンビだった。親会社のオリックス本社は昨年9月、韓国の中堅貯蓄銀行「プルン2相互貯蓄銀行」を買収するなど、韓国で積極的な事業展開を進めており、この2人は韓国でのオリックスの認知度をアップさせるための“広告塔”の役割を担っていた。

 この目論みは半ば成功したとも言える。韓国で行われた入団会見には韓国メディアが殺到し、新聞各紙の1面を華々しく飾った。さらに、韓国の民放テレビ局「SBSビジネスネットワーク」が今季のオリックス主催72試合を中継。また、インターネットのゲームサイト「HanGame」で知られる韓国のNHN社とスポンサー契約も結んだ。韓国への放映権料だけでも年間5億円で、スンヨプの年俸1億5000万円、朴賛浩の年俸2億円を合わせてもお釣りがくる計算だ。

 だが、巨人で飼い殺し状態だったスンヨプは、「私を捨てた読売は後悔するだろう」と豪語したものの、ご覧のような体たらく。朴賛浩も15日の楽天戦で初先発したが、6回2/3を6安打3失点で負け投手となった。本社のビジネスとしては「成功」なのかもしれないが、現場としてはこの韓流コンビがチームの足を引っ張っているのが現状だ。

 もともと球団内部にもこの補強を疑問視する声は強かった。スンヨプは韓国・三星ライオンズ時代の2003年に韓国記録の56本塁打を放つなど、在籍9年間で324本塁打、MVP5回、本塁打王5回、打点王4回という華々しい記録を残し、「国民的打者」「神の域に到達した」とまで称えられた。ロッテ移籍後も2005年に30本塁打を放って日本一に貢献。しかし、巨人移籍後は度重なる故障もあって、2008年シーズンから成績が急降下。すでにピークは過ぎ、「復活は不可能だろう」というのが大方の見方だった。

 朴賛浩にしても、韓国人初のメジャーリーガーとして、野茂英雄の123勝を越える124勝のアジア人最多勝記録を作ったが、昨シーズンはヤンキースで2勝、パイレーツで2勝を挙げたのみで防御率は4.66。こちらもとっくに全盛期を過ぎている。日本球界入りしたのも「野茂の記録を塗り替えたことでメジャーに未練がなくなったから」という声がもっぱらだ。

 2人とも韓国内での知名度は抜群。広告塔としては打って付けだが、戦力としてはむしろマイナス要素の方が大きい。とはいえ、親会社の強い意向とあって、現場としては使わざるを得ないのが悩ましいところだ。

 わずか3安打の完封負けに岡田監督は「ミーティングで点取らな言うても塁に出ん。打たんのやったら、四球を選ぶとか、バントの構えとかなあ。打席に入ったら何とかしようと工夫せんと…」と力なく嘆いた。流行語にもなった映画『踊る大捜査線』の名台詞「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」ではないが、本音としては「野球を知らない本社が現場に口を出すな!」と言いたいところかもしれない。

 いくら韓国内での知名度があるといっても、このまま韓流コンビが機能しないようなら、韓国のファンも自然と離れていくことだろう。そうなれば韓国でのテレビ中継もスポンサーも、やがては撤退を余儀なくされることになる。本社あっての球団ではあるが、今のオリックスは元請け会社の無理難題に振り回される下請け業者のような構造だ。まさに“踊らされている”格好の岡田監督。現場を預かる指揮官の悩みは深い。

(成績は2011年4月21日現在)


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[ 2011/04/22 09:35 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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