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動く原と動かない真弓…

 巨人は打線の組み替えが奏功して連敗を3でストップ。阪神も広島に爆勝して連敗を止めたが、両指揮官の采配は対照的…。

巨人 2-1 横浜(5月12日、東京ドーム、観衆=36472人)
阪神 11-4 広島(5月12日、甲子園、観衆=37147人)

 原監督がついに動いた。12日の巨人vs横浜戦(東京ドーム)。「1番、ファースト、小笠原」。スターティングメンバーを告げる場内アナウンスにどよめきが起こった。打率1割台、本塁打0、打点1と極度の不振にあえぐ小笠原道大内野手(37)を3番から1番に配転し、代わりに1番打者に定着していた坂本勇人内野手(22)をプロ初の3番に起用した。

 小笠原が1番を打つのは、日本ハム時代の2001年10月以来、実に10年ぶり。普通は高打率、高出塁率の打者を1番に据えるのが野球のセオリーだ。その点からすれば、この打線の組み替えは、奇策。賭けと言ってもいいようなものだった。ネット裏の評論家たちも一様に首をかしげた。「下位に下げるのならともかく、1番とは…。小笠原に発奮をうながす意味なのだろうが…」。

 ところが、この博打が見事、的中した。小笠原は初回、いきなり左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、続く谷の遊ゴロの間に三塁へ。3番坂本が左越えのタイムリー二塁打を放ち、小笠原が先制のホームを踏んだ。さらにラミレスの遊ゴロで2死三塁とし、続く長野が中前へタイムリー。この回、2点を挙げた。

 小笠原は四回にも2死一塁の場面で右前に安打を放って、この日は4打数2安打。それでも打率はまだ.198だが、とりあえず、このカンフル剤は成功した格好となった。

 もっとも、巨人は二回以降は0行進。八回には無死一、二塁からハーパーにタイムリーヒットを打たれて1点差に詰め寄られたが、金刃、西村、越智、久保、ロメロと5投手を注ぎ込む細かい継投で何とか逃げ切った。

 これで巨人は最下位から一気に阪神と同率の3位に浮上。連敗を3で止めたものの、原監督は「中押し、だめ押しがなくては…。まだまだ課題は多い」と厳しい表情。小笠原の1番起用については「チームにとっての最善策。チームにとっても彼にとっても、いいきっかけにしないと」と話し、今後もこの打順を続けるかについては明言しなかった。

 それなりに役目をこなした小笠原は「久々というか懐かしいというか、新鮮な気持ちで打席に入った。(状態が)1から10にいきなりなることはないが、継続していかないと」と話したが、笑顔はない。11日の横浜戦では2度の好機に空振り三振を喫し、原監督から「ガッツ(小笠原)のバッティングは、うちの勢いを遮断してしまう」と名指しで戦犯に挙げられたこともあり、この日の2安打程度ではまだ喜べないというのが正直なところだろう。実際、小笠原の1番起用は、打線を遮断させないための苦肉の策ともいえる。

 右ふくらはぎの肉離れで2軍調整中の阿部は、12日のイースタン、楽天戦で二塁打を放つなど、順調に回復してきており、交流戦初戦の17日にも復帰できる見通し。それまではリーグ5位のチーム打率.230の貧打線をやり繰りしていくことになりそうだ。

 一方、12日の広島戦(甲子園)で11-4と快勝し、同じく連敗を3で止めた阪神。7番を打つ城島健司捕手(34)が三回の第2打席で左越え4号ソロ本塁打を放ち、七回の第4打席でも左越え5号ソロを放って、日米通算1000打点を達成した。

 「初打点は、ロッテのヒルマンからセンター前ヒットを打ったのが初ヒットと思いますが、それに打点がついたのを覚えています。僕の場合は『日米通算』というのがついてまわりますけど、日本のプロ野球での分もカウントされていますし、今は阪神ですけど、それまではパ・リーグでやってきましたからね。でもトータルの数字が大事だと思います。999よりも1000の方がうれしいですよ」と素直に喜びを口にした城島。捕手としての1000打点以上達成は、野村克也(1988打点)、田淵幸一(1135打点)、古田敦也(1009打点)に次いで史上4人目となる。

 「野球をはじめた時から打ちたいと思ってきたし、打つことと守ることは分けて考えてきた。バッティングを一生懸命練習していれば『守備をおろそかにしている』と言われてきたけど、これからも打撃は僕のなかの一部に入ってくる。捕手として1000打点打った人の数は多くないと聞いている。打って守って両方できるようにしたい」と城島。今季はここまで打率.253、チームトップの5本塁打、12打点と好調だ。

 だが、阪神のラインアップを見ると…。

1番 マートン .265 3本塁打 5打点
2番 平野 .298 0本塁打 5打点
3番 鳥谷 .280 1本塁打 9打点
4番 新井貴 .344 4本塁打 14打点
5番 ブラゼル .218 2本塁打 10打点
6番 金本 .194 2本塁打 5打点
7番 城島 .253 5本塁打 12打点
8番 俊介 .297 1本塁打 4打点

 1番から4番までは、まあ順当と言えるが、現状ではブラゼルや金本より、城島の方が打率でも本塁打でも打点でも上回る。城島を7番に置くより、もっと上位を打たせた方が効率的なように思えるが、真弓監督は「打順を変えてうまくいくならなんぼでも変えるよ。このまま続けることも必要」として打順を触るつもりはない。

 長打力があり、打点を稼げる選手を主軸に置くのが野球のセオリーだが、真弓監督は頑なだ。この姿勢に疑問を投げかける球界関係者も少なくない。

 動く原監督に対して動かない真弓監督。全く対照的な指揮官だが、「セオリー無視」という点では共通している。くしくも12日現在、巨人と阪神はともに10勝12敗1分けの借金2。勝率.455でリーグ3位に並んでいる。果たして、ここから抜け出すのは奇策の巨人か不動の阪神か…。対極にある両指揮官の今後の采配が見ものとなりそうだ。

(成績は2011年5月12日現在)


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[ 2011/05/13 09:24 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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