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ダルと中田の“怪しい”関係…

日本ハム 3-0 ヤクルト(5月18日、札幌ドーム、観衆=23959人)

 日本ハムが好調ヤクルトを止めた。好投したダルビッシュを援護したのは、またしても中田…。

 ここまで4連勝でセ・リーグの首位を行くヤクルトを日本ハムが止めた。札幌ドームでの日本ハムvsヤクルト戦、この日の日本ハム先発はダルビッシュ有投手(24)。序盤こそ直球が「狙ったコースに投げられなかった」と苦しんだものの、ツーシームを多投して好調なヤクルト打線をわずか5安打に封じ込めた。

 ダルビッシュが「あそこが一番のポイントだった」と振り返ったのが、六回、1死一、三塁のピンチ。打席には打率.385、13本塁打と当たりまくっているバレンティンが立った。「ツーシームで強い遊ゴロを打たそうと思っていた。普通のツーシームで横に曲げるとバットが折れたりする。ちょっと落とすぐらいが、芯の近くに当たってゴロになると思った」とダルビッシュ。真ん中低め、150キロの初球に手を出したバレンティンの打球は注文通りに遊撃正面へ。併殺に打ち取ってこの回を切り抜けると勢いに乗った。8回を127球で5安打無失点。九回は武田久が三者凡退に抑え、ダルビッシュが通算80勝目を挙げた。

 ダルビッシュは4月12日の開幕戦(対西武、札幌ドーム)こそ、7回を7失点という乱調で黒星スタートを切ったが、その後は4月19日のオリックス戦(ほっともっとフィールド神戸)から破竹の5連勝。防御率2.20と安定している。その勢いは好調ヤクルト相手でも止まらなかった。

 今季2度目の完封負けを喫したヤクルトの小川監督は「今日は何もないですよ。ダルビッシュは、決してビタビタというわけではなかったが、ああいう投手からはなかなか安打は続かない。チャンスは六回にありましたけど、結果的にはゼロなので完敗です」と素直に負けを認め、伊勢総合コーチも「ダルビッシュは序盤は制球がよくなくてスライダーに頼っていたが、2点目を取られてからは直球も来だした。やはり日本一の投手」とお手上げだった。

 ところで、この試合でまたしてもダルビッシュを援護したのが、プロ4年目にしてようやく主力に定着しつつある中田翔外野手(22)。二回、1死から稲葉が右翼フェンス直撃の二塁打で出塁し、続く中田がこの日登録されたばかりのヤクルト・山本斉のフォークをセンター前に弾き返して、先制のタイムリーを放った。また、六回には1死から四球で出塁。ホフパワーの中前打で二塁に進み、続く大野の一塁への浅いファウルフライでなんと、タッチアップ。三塁を陥れると、金子誠の左前タイムリーで2点目のホームを踏んだ。

 伊勢コーチが話した通り、この2点目の援護を受けてから、ダルビッシュが波に乗りだした。中田は先制タイムリーを「多少詰まったけど、先に点を取れてよかった」と振り返り、まさかのタッチアップについては「足が遅い分、警戒されていない。スキを突いていけました」としてやったりの笑顔を見せた。

 ともに甲子園で活躍したダルビッシュと中田。片やクールなイケメン、片やコワモテ風のいかつい顔立ちとルックスは対照的だが、この2人には不思議と縁がある。そもそもの発端は2007年12月の入団会見で、「対戦したい投手は?」と聞かれた中田が「ダルビッシュさん」と珍回答。これを聞いたダルビッシュはズッコケたが、以降、かわいがられることになった。時には「2軍で本塁打を打ってもしようがない」「走ってないだろ。腹を見せてみろ。日焼けサロンに行き過ぎだ!」などと辛口なダメ出しをされることも多かったが、それも、かわいい後輩を思ってのことだ。ダルビッシュの3歳年下の実弟の名前も「翔」で、ダルビッシュにとっては出来の悪い弟に手を焼く兄貴のような感覚だったのかもしれない。

 そして、昨年8月6日の楽天戦(札幌ドーム)。ダルビッシュは四回までに4失点と苦戦していたが、中田が六回に同点ソロ、七回にもダメ押しの3ランとプロ初の連発で逆転した。いつもは辛口なダルビッシュも、この時ばかりは「中田さんのおかげ」と苦笑しながらも“さん付け”で後輩を称えた。

 今年に入ってからは、5月3日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で八回まで好投していたダルビッシュが、九回に追いつかれて降板。延長十回の二死満塁から中田が右中間を破る走者一掃のタイムリー三塁打を放ってダルビッシュの3勝目をアシストした。さらに、5月10日の楽天戦(Kスタ宮城)でダルビッシュは、楽天のエース・岩隈と息の詰まるような投げ合いを演じたが、中田が六回にセンターへ決勝の2ラン。2-0で完封勝利を収め、ダルビッシュは「本当に打ってくれて、楽に投げられた」と感謝の言葉を口にした。

 そして、この日の先制打と、これで3試合連続でダルビッシュの登板日に中田が決勝打を打ったことになる。中田は18日現在、打率.291、5本塁打、24打点だが、ダルビッシュの登板日に限ると、23打数7安打で打率.304、6打点を挙げている。この相性の良さについて中田は「いつも同じ気持ちで打席に入っていますが、ダルさんのときは特に、早めに点が取れれば有利になりますから。先に点を取れればと、いつも考えています」と話す。ダルビッシュも「試合前の準備、走塁、守備が課題だったので、ちゃんとやったからいいんじゃないですか。心強い」と弟分の成長を頼もしく感じているようだ。

 「最近はあまり一緒にメシを食いに行ったりすることもない」という2人。プライベートでもベッタリ付き合っているというわけではない。だが、ブログやツイッターといったITツールを軽々と使いこなすダルビッシュに対して、中田はどうもこの分野が苦手。オフィシャルブログを立ち上げたのも昨年7月からで、ツイッターを始めたのは今年3月17日からだ。「今ひとつ使い方がわからない」という中田に対してダルビッシュがアドバイスし、自己紹介文はダルビッシュが“代筆”。「北海道日本ハムファイターズの中田翔のツイッターです。生意気なイメージがありますが、実は素直ないい子です。byダルビッシュ有」と記している。グラウンド上では、先輩・後輩として適度な距離感を保ちつつも、両者の関係は極めて良好なようだ。

 プロ7年目でさらに凄みを増した“絶対的エース”、そして4年目にしてようやく覚醒した“怪物”…。注目ルーキー、斎藤佑樹投手(22)の故障離脱でちょっと注目度の薄れた感のある日本ハムだが、“ダル&翔”のコンビは、今後も北海道を大いに盛り上げていきそうだ。

(成績はいずれも2011年5月18日現在)


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[ 2011/05/19 09:53 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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