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巨人“速攻ドラ1宣言”のワケ

 巨人が早くも原監督のおい、東海大・菅野に来年のドラ1を確約。逸材であることは確かだが、それと同時にリスクも…。

 巨人は14日、東京・大手町の球団本部でスカウト会議を開き、来秋のドラフト会議で原辰徳監督(52)のおいにあたる東海大3年・菅野智之(すがのともゆき)投手(21)を1位指名することを決定した。

 通常は夏から秋にかけて上位指名選手を絞り込み、他球団の動きをにらみながらドラフト会議直前までに1位指名選手を決めるもの。前年のうちからドラフト1位を公言するのは極めて異例だ。

 会見した巨人の清武英利球団代表(60)は「菅野君を1位指名することを巨人として決めました。新年早々にもごあいさつに出向きたい」と話し、「メジャーも注目している。そういうところに対抗する意味もある。はっきりとした結論をお話しした方がいい」と早期公表の理由を説明した。

 菅野は最速157キロの速球とカットボールなどの多彩な変化球が武器で、即戦力右腕としてメジャーからも注目を浴びている。この日のスカウト会議でも約150人の候補がリストアップされたが、菅野の評価は断トツだったという。また、原監督のおいであることについても清武代表は「結果として原監督のおい、貢さん(原監督の父)の孫であっただけ」とし、“縁故採用”ではなく、あくまでも実力を評価しての1位であることを強調した。

 巨人は今年のドラフトでも中大・沢村拓一投手(22)の一本釣りにまんまと成功しており、来年も菅野の単独指名で決まりそうな勢い。巨人にとっては「おじさんと甥っ子コンビ」が格好の売り物となる。他球団のスカウトは「やはり、血縁は超えられない」と早くも白旗状態。強行指名したとしても入団拒否されるのは目に見えている。

 ただ、そんな巨人のシナリオを崩すとすれば、メジャー球団の乱入だろう。日本球界では契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円というのが新人の契約条件の上限と定められているが、メジャーにこの縛りはない。メジャーが破格の条件を提示してくれば、血縁関係も吹っ飛ぶ可能性がある。

 巨人の早期公表はこうしたメジャーの動きを牽制する意味も込められているが、同時にあまりにも早い「ドラ1確約」にはリスクもつきまとう。例えば来季、菅野がけがをしてしまった場合はどうするのか? これについて清武代表は「けがはすべての選手にあり得る問題。来年の8、9月に発表しても入団するまでにけがをするリスクはある」と覚悟の上だ。

 しかし、来年の甲子園に「ハンカチ王子」と呼ばれた日本ハム・斎藤のような国民的なヒーローが出現しないとも限らない。甲子園に限らず、来秋のドラフトまでに急成長する逸材が出て来ても不思議ではなく、そうなれば巨人の「菅野ドラ1宣言」は足かせとなる。

 さらに、来季が3年契約の最終年となる原監督の契約更新も、これで決まったも同然。清武代表は原監督との血縁関係について「そこは切り離して考えている」と話したが、仮に、巨人が最低最悪のどん底の最下位に沈み、世間から原監督解任論が噴出したとしても、菅野に対して「おじさんはクビだけど、君は歓迎する」などとはとても言えないだろう。

 この巨人の超異例の速攻ラブコール、果たして吉と出るかどうか…。


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[ 2010/12/15 09:03 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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