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スポーツ選手に「キャッチコピー」って、必要?

 ベルリンで行われた陸上の世界選手権が23日、閉幕した。今年で12回目の大会には201の国と地域から1984選手が参加。熱戦の模様は連日、TBS系列で放送されたのだが、今年はどうも様子が違った。これまで、くどい程に連呼されていた選手のキャッチコピーが、日本陸連からの要請を受けて“自粛”されたのだ。

 キャッチコピーは世界陸上の名物ともいえる存在だったが、確かに、やりすぎな感は否めなかった。「世界の鉄人」室伏広治ぐらいならまだわかるのだが、「スプリント夫婦道」小島茂之、「追い込み白虎隊」佐藤光浩、「居酒屋ハードラー」八幡賢司、「歩く飛脚」谷井孝行、「IQウォーカー」明石顕、「最後に笑うイケメン」諏訪利成とかになってくると無理やり感が漂う。

 外国人選手も同様で「ムッシュ独占禁止」マルク・ラキル、「ハードルなぎ倒し男」アレン・ジョンソン、「弾丸ママはパリジェンヌ」クリスティーン・アーロン、「嵐を呼ぶドラゴンガール」ムナ・リー、「モザンビークの筋肉聖母」マリア・ムトラ、「エチオピアのゴッド姉ちゃん」エジャガエフ・ディババと、もうムチャクチャ。陸連が「もう勘弁してくれ」と言いたくなるのも無理はない。

 TBSに限らず、マスコミはキャッチコピーが好きだ。古くは「フジヤマのトビウオ」や「東洋の魔女」。サッカーファンにはおなじみの「ドーハの悲劇」も、夕刊フジが名付け親だ。また、プロレス風の実況をF1に持ち込んだ古舘伊知郎氏は次々とユニークなキャッチコピーを生み出した。「音速の貴公子」アイルトン・セナ、「妖怪通せんぼじじぃ」ルネ・アルヌーあたりは“名作”と言ってもいい。F1の最高速は時速350キロほど。音速が時速1225キロだから、ちょっとオーバーではあるのだが、ファンにもすんなりと受け入れられた。

 短い言葉でその人物を端的に表現できるキャッチコピーは便利なものだが、センスがないと途端に陳腐なものになってしまう。やはり、キャッチコピーにふさわしい実力を持った選手であること、そして、万人に受け入れられるフレーズであることが、定着するかどうかのカギだ。安易なキャッチコピーの連発は、スポーツ本来が持つ魅力を台無しにしてしまう危険性も併せ持っている。(本間普喜)

(2009年8月25日付 産経新聞運動面に掲載)

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[ 2009/08/25 09:19 ] スポーツ | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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