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田中vs岩隈、楽天内紛の危機?

 岩隈に対する田中の宣戦布告が波紋を広げている。最悪、チームが空中分解することに…。

 大相撲の八百長スキャンダルが世間を騒がせている中、こちらは、マジのガチンコバトルだ。楽天の久米島キャンプで行われている早朝の“声出し”で、田中将大投手(22)が6日、「5年目。22歳、田中将大です。今季はリーグ優勝、日本一はもちろんのことですが、4年連続開幕投手の岩隈さんから開幕投手の座を奪い、沢村賞を目指して頑張りたいと思います!」と叫び、エースの岩隈久志投手(29)に公然と宣戦を布告した。

 これに対して岩隈は「田中の意気込みは伝わってきたし、僕も開幕を目指している。負けるつもりはないし、争うことでチームも活気づく」と堂々と受けて立つ構えを見せた。

 チームを支える両右腕の開幕投手争いに、星野仙一監督(64)は「沢村賞を獲った同い年のマエケン(広島・前田健)が刺激になっているんだろ。チームで競争し、外(他球団)とも競争しないとな」と目を細めたが、肝心の人選については「投手のことはすべて佐藤に任せてある。俺に決定権はない。あいつに取材しろ」と佐藤義則投手コーチ(56)に丸投げしてしまった。

 困ってしまったのが佐藤コーチだ。田中の宣戦布告について佐藤コーチは「ドキッとしたよ。普通は言わないわな、先輩が聞いている前では。俺だったら言えない」と首をすくめてみせた。

 岩隈は昨年、ポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を目指し、アスレチックスが独占交渉権を獲得した。この時点で星野監督をはじめとする楽天首脳陣は、「岩隈はもういないもの」と戦力構想から外し、開幕投手の座もスンナリ、田中に禅譲されるはずだった。ところが、昨年12月7日、アスレチックスと岩隈の交渉が決裂し、一転して楽天残留が決定。岩隈の入札金約15億円を当てにしていた球団は、松井稼頭央内野手(35)、岩村明憲内野手(31)の元メジャーコンビを獲得するなど、積極補強を進めていたが、岩隈の入札金がパーとなったことで、大幅に軌道修正を迫られた。

 昨年12月9日には、すでに契約更改を済ませていた生え抜きの渡辺直人内野手(30)を金銭トレードで横浜に放出。選手会副会長としてチーム内での人望が厚かった渡辺の放出は大きな波紋を呼び、鉄平外野手(28)、草野大輔内野手(34)、嶋基宏捕手(26)が契約更改の席で相次ぎ号泣するという前代未聞の事態にまで発展した。

 岩隈の残留は戦力的にはプラスだが、チーム内に大きな禍根を残してしまったのも事実だ。もちろん、岩隈本人には何の責任もないのだが、他のナインからすれば、出戻りの岩隈は“招かれざる客”。口にこそ出さないものの、内心は「お前のせいで直人さんが出されてしまったんだ」という心境だ。田中の宣戦布告の背景にも、こうしたチーム内の微妙な空気がある。

 田中としては、昨年のタイトルを独占した同世代の広島・前田健太投手(22)のほか、人気面で圧倒している日本ハム・斎藤佑樹投手(22)らに負けられないとの思いが強い。また、岩隈は今季中に海外FA権を取得し、来オフのメジャー移籍が既定路線。球団としては田中に、岩隈の後を継ぐエースとして成長してもらいたいという思惑もある。

 だが、開幕投手の座を田中に渡すとなると、岩隈はチーム内でさらに“浮いた存在”となってしまう。本人にしてみれば「もう自分は必要とされていないんだ…」と思い、モチベーションも大幅に下がることだろう。これまでの実績からしても、年上の岩隈が開幕投手を務めるのが順当だが、そうなったらそうなったで、今度は田中の方が腐ることに…。また、チーム内にくすぶる岩隈残留の余波が、さらに拡大する恐れもある。

 つまり「両雄並び立たず」のことわざ通り、田中と岩隈のどちらを開幕投手にしても、チーム内に内紛の火種を生んでしまうことになるわけだ。

 究極の選択を迫られている佐藤コーチは、オープン戦での防御率が良かった方を開幕投手に指名する考えも示唆している。確かに、これならば誰からも文句は出ないだろう。果たして、開幕投手の座を勝ち取るのは田中か岩隈か…。いずれにせよ、今後、“両雄”のバランスをどう取っていくかが、今季の楽天の大きなカギとなる。


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[ 2011/02/08 09:58 ] スポーツ | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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