本間普喜のホンマのところ… TOP > 2011年06月01日                    お気に入りに追加

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今年は“阪珍”タイガース?!

 これは“珍現象”? どうも阪神の様子がおかしい。昨年は中日、巨人と三つどもえの優勝争いを演じ、優勝した中日から1ゲーム差の2位だったのに、今年は一転して、横浜と最下位争いを演じている。

 5月22日の西武戦(甲子園)では球団ワーストタイ記録の5併殺という拙攻ぶり(プロ野球記録は6)。同26日のロッテ戦(甲子園)ではマートン外野手がアウトカウントを間違えて、捕球したボールをスタンドに投げ入れるという珍プレーをやらかした。



 この試合をサンテレビで解説していた阪神OBの小山正明氏は「1点もやれない緊迫した場面でアウトカウントを間違えるなんて、とんでもないことですよ」とあきれ、真弓監督は「論外や」と吐き捨てた。

 敬虔なクリスチャンとして知られるマートンは「絶対に起こすべきことではなかった。チームに対しても、ファンに対しても過ちを謝罪します」と“懺悔”したが、今季の阪神の不振を象徴するようなプレーと言ってもいいだろう。昨年、シーズン214安打のプロ野球新記録を打ち立てたマートンだが、今季は大ボケ珍プレーで“記憶”を残すとは、神様も随分、イタズラなものだ。

 前回、同様にアウトカウント勘違いの珍プレーをやらかしたのは元巨人のクリス・レイサム外野手。2003年5月21日のヤクルト戦(福岡ドーム)だった。この時は巨人が勝ったので笑い話程度で済んだのだが、下位に低迷する阪神ではシャレにならない。

 もっとも、マートン一人を責めるわけにはいかない。打線では金本、城島、ブラゼルらがそろって不振。投手陣も、ロッテから2年総額5億円(推定)で獲得した小林宏が再三救援に失敗している。ベンチワークもただ打たせるだけの無策ぶり。継投もうまくいっているとは言い難い。

 日本プロ野球選手会が5月9日に発表した12球団の今季年俸調査(選手会所属の支配下登録選手対象)で、阪神は平均年俸5546万円で3年連続のトップ。年俸総額34億9390万円、開幕1軍選手の平均年俸1億1136万円もともに1位で“3冠”を達成している。優勝を狙えるだけの戦力は十分整っているはずなのだが、これをうまく生かせないとなれば、指揮官の資質が問われても致し方ない。関西のスポーツ紙でも、真弓監督の采配に批判的な論調が目につくようになってきた。

 ちなみに、レイサムがアウトカウント間違え事件を起こした2003年は、第1次原政権の2年目。この年の巨人は優勝した阪神から15.5ゲーム差離されての3位に終わり、前年日本一だったにもかかわらず、原監督が“人事異動”の名目で辞任している。

 真弓監督は昨オフに新たに2年契約を結んでいるが、この世界の契約はあってないようなもの。このまま阪神が浮上できなければ、解任論が噴出するのはまず避けられない。ペナントレースはまだ4分の1を消化した段階だが、果たして“阪珍”状態から脱出できるかどうか…。真弓監督にとっては早くも正念場だ。(本間普喜)

(2011年6月1日付、産経新聞運動面に掲載)

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[ 2011/06/01 19:24 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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