本間普喜のホンマのところ… TOP > 2011年05月23日                    お気に入りに追加

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黒虎でも勝てず…真弓解任は必至!?

阪神 1-2 西武(5月22日、甲子園、観衆=46847人)

 打てない守れないで4連敗を喫した阪神。このままでは真弓監督の責任問題に…。

 交流戦3カード目となった22日、阪神は今季初めて本拠地・甲子園に西武を迎え入れた。阪神は今年の交流戦のホーム限定で、「ダイナマイト打線」と呼ばれた1948年~49年の大阪タイガース時代のビジター用ユニホーム、別名「黒虎」を着用する。“黒”といっても実際は濃紺なのだが、当時は阪神の永久欠番(10番)となっている藤村富美男や別当薫、土井垣武らが活躍した時代で、史上最強の打線を誇った。阪神は昨年8月17日~19日、8月24日~26日の「グレートセントラル・オールドユニホームシリーズ」でもこの「黒虎」を着用し、6試合を4勝2敗、60得点を挙げて「平成のダイナマイト打線」と呼ばれた。

 だが、今年の「黒虎」初戦は、何とも後味の悪い敗戦となった。放った安打は西武の7安打に対して阪神が8安打と上回ったが、これがかみ合わない。

 四回は先頭の平野がライト前ヒットで出塁したが、続くマートンが投ゴロ併殺。五回は先頭の金本がライト前ヒットで出塁したが、続く城島が三ゴロ併殺。七回は先頭のマートンが四球で出塁したが、続く新井貴が投ゴロ併殺。八回は先頭の城島が四球で出塁したが、続くブラゼルが二ゴロ併殺。延長十一回も先頭の桧山がセンター前ヒットで出塁したが、続く林が遊ゴロ併殺…。

 無死から7度も走者を出しながら、そのうち5度までが併殺とあっては勝てるはずもない。5併殺は阪神の球団ワーストタイ記録。ちなみにプロ野球記録は「6」だ。好機をことごとく潰すシーンを5度も繰り返し見せられてはファンもたまらない。4万6847人の観衆で埋まった甲子園は、虎党のため息と怒号に包まれた。

 阪神は六回、西武フェルナンデスの6号ソロで先制された直後に、2死一、三塁から一塁走者の平野の挟殺プレーの間に38イニングぶりとなる1点を奪ったが、猛打爆発どころか、終わってみればこの1点だけ。そして延長十一回には、小林宏が1死一塁から暴投と城島の悪送球で三塁にまで走者を進められ、2死後、フェルナンデスを敬遠。そして代打・平尾にレフト前ヒットを打たれて敗れた。小林宏は今季2敗目だが、救援失敗はこれが4度目となる。防御率は4.20と、とても2年総額5億円の年俸に見合う活躍とはいえない。貧打に加えて、小林宏の相変わらずの“決壊ショー”。これで阪神は22日現在、借金6でリーグ5位。最下位の横浜には0.5ゲーム差に迫られている。

 虎党の罵声が続く中、試合後の真弓監督はいつになく捨て鉢だった。5併殺については「全部打たしたんやから、しゃあないけどな」。38イニングぶりの得点も「向こうに助けられたみたいなもんやけどな」。小林宏に2イニングを任せたのは期待の表れか?の問いには「そうやな」と一言。そして、あと1本が出ない打線については「そんな自分に重圧をかけなくてもいいんやけどな。どんなに併殺打っても、自分で(サインを)送ってないんやから、監督の責任やろう」と自虐的に自らの“責任”に言及した。

 この日は、前日(21日)のソフトバンク戦(ヤフードーム)で初スタメンでヒットを放った新井良、柴田を先発から外し、逆に手負いの平野、不振の金本、ブラゼルを先発で起用。3番にはマートン、5番には金本と3試合連続で打線を組み替えたが、チグハグさが際立つ格好となった。

 22日現在、阪神のチーム打率.244はリーグ3位だが、90得点はリーグ最少だ。阪神の打撃不振は開幕からの懸案事項だったが、それが改善されない以上、後はベンチワークで補うしかない。それが、ただ漫然と打たせるだけの無策ぶり。ある評論家は「点が入らないのだから、無死から走者を出せば、たとえクリーンアップだろうが送らせたり、エンドランをかけたり、小技をからめてもいいはず。『4番だから』『クリーンアップだから』といった“名前”にこだわりすぎているのではないか」と、真弓監督の「ノーサイン」に首をかしげる。継投策にしても、今ひとつ信頼の置けない小林宏にイニングをまたがせるなど、大いに疑問が残る。

 虎の総帥、坂井信也オーナーは、今季初の4連敗を見届けると、報道陣からの問いかけにも全く応じず、無言のまま球場を後にした。真弓監督は、就任1年目の2009年が4位。昨年は2位に入ったが、クライマックスシリーズのファーストステージでリーグ3位の巨人に連敗して敗退。そのオフに新たに2年契約を結んでいる。契約上はあと“もう1年”残っていることになるが、この世界の契約はあってないようなもの。“もう1年”どころか、シーズン途中での解任すらあり得る。

 日本プロ野球選手会が5月9日に発表した12球団の今季年俸調査(選手会所属の支配下登録選手対象)で、阪神は平均年俸5546万円で3年連続のトップ。年俸総額34億9390万円、開幕1軍選手の平均年俸1億1136万円もともに1位で“3冠”を達成している。坂井オーナーが「それだけいい選手が多いということですから。それに見合うだけの活躍をしていただいたらええことですわ」と話した通り、優勝を狙えるだけの戦力は十分、整っているはずだ。これを生かせないとなれば、指揮官の資質が問われても致し方ない。

 このまま阪神が浮上せず、3年連続でV逸ともなれば、“真弓監督解任論”が噴出するのは必至の情勢だ。阪神ファンの間でも「ポスト真弓は誰か?」といった話題が取り沙汰されるようになっている。果たして、この難局をどう乗り切っていくのか…。真弓監督にとっては早くも正念場だ。

(成績はいずれも2011年5月22日現在)

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[ 2011/05/23 09:37 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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