本間普喜のホンマのところ… TOP > 2011年05月18日                    お気に入りに追加

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星野、ストーブ破壊!

楽天 3-4 巨人(5月17日、Kスタ宮城、観衆=19583人)

 巨人に逆転負けを喫した楽天・星野監督が暴れまくり。いよいよ闘将の本領発揮か…。

 4月12日の開幕戦(対ロッテ、QVCマリン)、4月15日に甲子園で開催された初主催試合(対オリックス)、4月29日の本拠地・Kスタ宮城での開幕戦(対オリックス)と3度の“開幕”でいずれも勝利を収めてきた楽天が、ついにツキに見放された。

 5月17日、Kスタ宮城に巨人を迎えての交流戦開幕戦。楽天は制球の定まらない巨人先発の沢村を攻め、序盤から主導権を握った。三回に鉄平、松井稼の連打と四球で1死満塁とし、中村のタイムリーで先制。さらに沢村の暴投で3点を先行した。対する楽天先発の岩隈は盤石なピッチング。五回まで2安打を許しただけで完封ムードさえ漂っていた。沢村が6回までに117球を費やしたのに対して、岩隈は5回までわずかに39球。だが、前回登板の10日の日本ハム戦(Kスタ宮城)で131球を投げた後に右肩に違和感を訴えていたこともあって、六回からはスパイアー、青山、美馬、サンチェスと継投策に出た。

 だが、これが裏目に…。七回にはバッテリーエラーと長野のタイムリーで2点を入れられ1点差に。そして九回、2死一、二塁からサンチェスが矢野にタイムリーを許して同点。さらにプロ5年目の伏兵、円谷に右翼へタイムリーヒットを打たれて勝ち越された。その瞬間、星野監督がブチッとキレた。

 ベンチ内に置かれていたストーブに怒りの蹴りを一発。さらに、楽天の勝利のためにベンチ裏に用意されていたお立ち台も蹴り飛ばした。

 その裏、楽天は巨人4番手のロメロに封じられ、痛恨の逆転負け。敗戦が決まると星野監督はストーブにもう一発蹴りを入れ、あわれ、ストーブは見るも無惨に変形してしまった。

 当然、記者会見でも怒りが収まらない。仙台の地元テレビ局のアナウンサーが恐る恐る「岩隈投手はテンポよく39球というピッチングで、ゲーム内容も3-0という形できましたが、それから、7回1死を取って四球を出したところから流れが変わってしまったように見えましたが…」と切り出すと、「説明が長いわ!」と一喝。「(巨人がミスで)2点くれたんだから、あそこでもう1点取らなきゃいけない。そういう所で取っていないから、こういうことになるし、1つの四球、1つの暴投で、野球ってこうなる」と言い捨てて会見を切り上げた。この間、わずか15秒。さらに、通路にいた他の選手、コーチ陣、報道陣に対して「どけぇ!」と怒声を張り上げた。

 今回、一番の“被害者”となったのは、まだ肌寒いベンチを温めようと健気に(?)燃えていたストーブだったが、これまで中日、阪神監督時代に星野監督が破壊してきた物は数知れず。ベンチや扇風機などが格好の標的となっていた。野村克也名誉監督(75)も星野監督が就任した際に「ベンチに扇風機は置かない方がいい。壊されるから」と“警告”していた。

 とはいっても、星野監督がユニホームを着るのは、2008年の北京五輪を除けば、阪神を18年ぶりのリーグ優勝に導いた2003年が最後だ。それから8年。さすがの闘将も64歳となり、「ずいぶん丸くなった」というのがもっぱらの評判だった。野村名誉監督が懸念していた“鉄拳制裁”についても「選手を殴るなんて、阪神監督の時からやってないわ」と一笑に付し、すっかり好々爺に。キャンプ中もカミナリを落とすこともほとんどなく、もちろん、選手を殴ってもいない。開幕後も負け試合でベンチに蹴りを入れる程度の“小爆発”はあったものの、ストーブを破壊するまでの暴れようは、楽天監督就任後、これが初めてだ。

 交流戦直前の16日には大量8人のコーチを入れ替えるなど、次第に“星野色”を打ち出してきた星野監督。現役時代から闘志をむき出しにしてきた巨人を相手にまさかの逆転負けを喫したことで、ついに眠っていた“本性”があらわになったということか…。とすると、今後、被害はストーブにとどまらず、封印していた“鉄拳制裁”も復活するかもしれない。

 とはいっても、いくら星野監督が闘志を燃やしたところで、楽天の置かれている現状は厳しい。昨日の敗戦で借金は3。首位ソフトバンクからは5ゲーム差離され、5位の西武には0.5ゲーム差に迫られている。チーム打率は.228でリーグ5位、65得点は12球団で最低だ。加えて、5回39球で降板した岩隈が再び右肩の変調を訴え、抹消される可能性も出てきた。

 星野監督の“闘将モード”にスイッチが入ったといっても、肝心のナインが応えられなければ浮上は難しい。今後はしばらく、星野監督の“大暴れショー”が続くことになるかもしれない。

(成績はいずれも2011年5月17日現在)



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[ 2011/05/18 09:58 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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