本間普喜のホンマのところ… TOP > 2011年05月17日                    お気に入りに追加

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巨人が沢村に“保険”?

沢村に新たな“刺激材料”が加わった。巨人はどうしても沢村に新人王を獲らせたいようだが…。

 プロ野球はきょう17日から6月19日まで交流戦に突入する。各カード4試合(本拠地2戦、敵地2戦)ずつ各球団が計24試合。2連戦システムという変則日程だ。この交流戦を反攻の足がかりにしたい巨人は、早速、ローテーションを組み替えてきた。

 順番通りなら開幕投手を務めた東野がきょう17日の楽天戦(Kスタ宮城)に先発するはずだったが、中5日でルーキーの沢村拓一投手(23)を起用する。東野が防御率4.78と今ひとつ不調ということもあるが、楽天は永井-岩隈の順番で来ることが濃厚。岩隈はここまで3勝2敗ながら、防御率は1.93と安定感は抜群だ。一方の永井は2勝1敗で防御率2.08。どちらも好調とはいえ、「岩隈よりも永井にぶつけた方が勝機がある」との思惑が見え隠れする。

 さらに、中5日を基本線にしていくと、沢村の登板予定は5月23日のオリックス戦(東京ドーム)、5月29日のロッテ戦(QVCマリン)、6月4日の楽天戦(東京ドーム)、6月11日のオリックス戦(京セラドーム大阪)、6月18日の西武戦(東京ドーム)というローテーションになる。16日現在リーグ4位の楽天、最下位のオリックスとは2度対戦する一方で、リーグ首位の日本ハム、2位のソフトバンクとは当たらない。沢村はここまで防御率2.36と好投しているものの、打線の援護に恵まれないこともあって1勝3敗と黒星が先行している。沢村に“パの2強”を回避させることによって、白星をつけさせたいという首脳陣の親心も働いているようだ。

 川口投手総合コーチは「彼(沢村)には新人王を取らせたい。我々もそのことを考えていますよ」と話す。セ・リーグの新人王は2008年から山口鉄也投手(27)、松本哲也外野手(26)、長野久義外野手(26)と3年連続で巨人が独占。このうち、山口と松本は育成選手出身で、これまでの他球団から主力選手を“強奪”するというイメージから、自前で若手を育てる「育成の巨人」が新たな看板になりつつある。4年連続で巨人からとなれば、プロ野球史上初の快挙となるだけに、沢村にかかる期待は大きい。

 ところで昨16日、ちょっと興味深い動きがあった。スポーツ各紙でもベタ記事扱いの小さなニュースだったが、16日に都内の日本野球機構(NPB)で行われた12球団代表による実行委員会で、最優秀新人(新人王)の有資格者規定が一部改定されたのだ。これまでの規定は「海外のプロ野球リーグに参加した経験のない選手のうち、支配下選手に初めて登録されてから5年以内で、前年までの出場が投手は30イニング以内、野手は60打席以内の選手」というものだった。それが、今季からは、過去に外国プロ野球リーグに在籍していても、日本のドラフト会議を経て入団した選手や、所属球団から申請があった選手については、各リーグ理事会や実行委員会で対象となるか否かを審議することになったのだ。そして巨人が早速、新守護神のレビ・ロメロ投手(27)の資格を申請した。

 ベネズエラ出身のロメロは2000年にアストロズとマイナー契約。一度もメジャーでの登板経験はなく、2009年に巨人の入団テストを受けて育成選手として入団した。昨年初めて1軍に昇格。1軍では6試合の登板にとどまったが、イースタンではリーグ最多の19セーブを挙げている。そして、今季は開幕から1軍。山口に代わる新守護神として、ここまで12試合に登板し7セーブ。防御率は3.00だ。

 この日、左胸の張りのために2軍で調整していた山口が1軍に合流したものの、首脳陣は山口を「八回の男」としてセットアッパーとして起用する方針。抑えはこれまで通り、ロメロとアルバラデホのWストッパー態勢を取る。

 現在、セ・リーグのセーブ王争いは、広島のサファテが8セーブでトップ。ロメロはヤクルト・林、横浜・山口とともに7セーブで、2位タイと好位置に付けている。新人王を十分に狙えるという判断から、ロメロの資格を申請したというわけだ。

 もし、沢村が新人王獲りに失敗すれば、4年連続の快挙を逃すだけでなく、せっかく定着しかけている「育成の巨人」の看板にも傷が付くことになる。ロメロの資格申請は、そのための“保険”といってもよさそうだ。また、沢村にとっては他球団の新人との競争に加えて、新たな“ライバル”が出現したことになる。グループ全体を挙げて沢村をスターに育て上げようとしている巨人。ロメロを新人王争いに加えることで、さらなる刺激を与えようとの意味もある。

 ローテーションの組み替えに加えて、新人王の規定変更。後は沢村自身がこの“親心”に応えられるかどうかだが…。

(成績は2011年5月16日現在)


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[ 2011/05/17 10:08 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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