本間普喜のホンマのところ… TOP > 2011年03月15日                    お気に入りに追加

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球界真っ二つ、巨人は非常識?

 震災余波の中、オープン戦を強行した巨人に異論が噴出。開催の是非を巡り意見が割れている。

 11日に発生した東日本大震災以降、初のオープン戦となる巨人vs阪神戦が14日、岐阜・長良川球場で行われた。集まった観衆は1万3411人。球場には半旗が掲げられ、試合前には黙とうが捧げられた。

 試合を強行した巨人は「被災者を思う気持ちはあるが、こういうときでも野球をお見せするのが、われわれの義務」(桃井恒和球団社長)とし、収益金は復興支援のため義援金として被災地に寄付されると説明した。「チャリティーのため」という大義名分を持ち出されれば、ビジター側の阪神としても拒否するわけにはいかない。

 しかし、こうした巨人の強行姿勢には、他球団関係者の間からも疑問の声が挙がっている。ある球界関係者は「巨人の地方での試合は“販売促進”の意味合いが強い。『野球で被災者を勇気づけたい』というのはあくまでも建て前でしょう。被災した方々はテレビで試合を見られるわけではないですから。それよりも岐阜では昨年、オープン戦、公式戦が1試合も行われなかった。岐阜で試合を行うことにより、読売新聞の部数拡大につなげたいとの思惑が見え隠れする」と指摘する。

 東日本大震災による直接的な被害のほか、東京電力の計画停電が始まったことで、他のスポーツも軒並み中止が相次いでいる。Jリーグはナビスコカップを含む3月中の全試合の中止を決めたほか、競輪や中山競馬、日本フットボールリーグも3月中の中止を決定。21日から東京で開幕する予定だったフィギュアスケートの世界選手権も延期または中止となった。バレーボールのプレミアリーグも男女とも今後の全試合を中止している。

 プロ野球では、ロッテが17のオリックス戦、18日の日本ハム戦(いずれもQVCマリン)の中止を決め、横浜も横浜スタジアムで行われる予定だった16日の広島戦、17日の巨人戦、18日の阪神戦、19日の西武戦の全4試合の中止を決めた。ヤクルトも神宮球場で行われる予定だった16日の巨人戦、17日の阪神戦を中止。日本ハムも16日に鎌ケ谷スタジアムで行われる予定だったオリックス戦の中止を決めている。

 そんな中で、巨人は19日のロッテ戦(甲府)、20日のロッテ戦(東京ドーム)、21日の楽天戦(東京ドーム)を予定通り開催する意向だ。巨人の清武英利球団代表は「いろいろな考え方があるが、野球をやって勇気を伝えることも必要」とし、「たとえお客さんがたくさん来なくても、野球人として責務を果たしたい」と話す。甲府でのデーゲームはともかく、東京ドームでの2試合は照明が必要で電力がかかるが、計画停電の影響について清武代表は「今は『こう』とは言えない。計画停電があれば、従うしかない」としている。

 また、中日も17日の広島戦、18、19、20日の楽天戦の4試合(いずれもナゴヤドーム)を予定通り、チャリティー試合として行う意向だ。

 きょう15日にはセ、パ両リーグが臨時の理事会を開いて今後の対応を協議。その後12球団による臨時の実行委員会に諮られる。日本野球機構(NPB)の下田邦夫事務局長は「12球団の誰もが3月25日に仙台でやれるとは思っていないでしょう」と話し、25日の仙台での開幕は困難との見方だ。楽天の星野仙一監督も「やろうと思うから結論が難しくなる。やめて、新しくスケジュールを組み替えるという方が前向きだ」と話し、楽天の米田純球団代表も「物理的にどうなんだというのもあるし、物理的にできればいいのかというのもある」と、25日の開幕には否定的だ。この他、ロッテ、ソフトバンク、西武など、パ・リーグのほとんどの球団が「開幕を延期すべき」との意向だ。

 これに対してセ・リーグは、唯一、横浜が25日の開幕に否定的な見方をしているが、巨人、ヤクルト、広島などは予定通り開催したい意向。各球団で意見は真っ二つに分かれており、臨時実行委員会の紛糾は必至だ。下田事務局長は「徹夜になるかもしれない」と話し、セ、パで分離開催となる可能性もあるという。

 暗いニュースが続く中とあって、巨人のように「頑張っている姿を見せたい」(清武代表)という考えにも一理ある。しかし、宮城・東北高出身の日本ハム・ダルビッシュ有投手(24)のように「開幕は延期した方がいい。野球をやって励ますとか、そういうレベルじゃない」という気持ちも良く理解できる。

 果たして、セ・パ両リーグはどのような結論を出すのか…。試合開催の是非を巡る意見はさまざまだが、未曾有の大震災の中、今まさに、プロ野球界の“良識”が問われようとしている。


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[ 2011/03/15 09:01 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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