本間普喜のホンマのところ… TOP > 2011年03月07日                    お気に入りに追加

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

ダルから佑へ、主役交代!?

 日本ハム・斎藤が巨人戦で初勝利。このままローテーション入りすれば、一気にハムの主役に…。

 昨6日は、オープン戦が本州に“上陸”してから初めての日曜日。各地で6試合が行われたが、日本ハムのドラフト1位ルーキー、斎藤佑樹投手(22)が集客力で他を圧倒した。

 この日の観客動員数は、トップが日本ハムvs巨人(札幌ドーム)の2万8470人、2位が中日vsオリックス(ナゴヤドーム)の2万6070人、3位がソフトバンクvsヤクルト(ヤフードーム)の2万5451人、4位が阪神vs横浜(倉敷)の1万7079人、5位が広島vsロッテ(尾道)の5813人、最下位は楽天vs西武(長崎)の4267人だ。

 もちろん、巨人戦という人気カードということもあるが、前日5日(土曜日)の同カードの観衆は2万6046人。約2400人分の上積みは、“斎藤効果”と言ってもいいかもしれない。

 その斎藤、六回から中継ぎとしてマウンドに上がり、3回を2安打無失点と好投。この日も最高球速は144キロ止まりだったが、丁寧なピッチングで巨人の強力打線を翻弄した。

 巨人は当初、控え組中心の先発メンバーだったが、斎藤の登板に合わせるように、四回から順次、主力組に入れ替えていき、六回までにベストメンバーをそろえた。もちろん、これは前日に梨田昌孝監督(57)から斎藤の登板予定を聞かされていた原辰徳監督(52)の“演出”。斎藤と巨人の主力打者を対戦させることで盛り上げようとの思惑だ。

 通常、オープン戦では主力組を試合途中で引っ込めるケースが多いが、その逆パターン。原監督は「(主力に)最後の緊張感のある守りをさせたかった。あとは昨日、梨田監督に七回から九回に(斎藤が)投げるって聞いたので、その両方です」と説明したが、人気先行の斎藤に“プロの洗礼”を浴びせたいとの狙いもあっただろう。

 だが、斎藤は六回、脇谷を三直、長野を二ゴロ、松本を遊ゴロに仕留めて三者凡退。七回は同世代の坂本を中飛、ラミレスを二ゴロ、続く小笠原には中前安打を許したが、阿部を遊ゴロに斬って取った。八回は高橋を遊ゴロ、ライアルを空振り三振、脇谷には左中間への二塁打を浴びたが、最後の長野を右飛に打ち取り、無失点。巨人の強力打線が逆に斎藤の引き立て役となってしまった格好だ。

 しかも、斎藤の降板直後に日本ハムが1点を取って、斎藤に記念すべき“プロ初白星”を献上するオマケまで付いた。

 斎藤は「巨人打線はみんな雰囲気があった。最初から怖かったですね。特に阿部さんはすごく雰囲気があった。プロのトップだなと感じる打者が多かったです」と振り返ったが、これでオープン戦3試合で6イニング連続無失点。次回は13日の横浜戦(横浜)で初先発する予定で、開幕ローテーション入りに向けて大きく前進した。

 予告先発のあるパ・リーグで、これまではダルビッシュ有投手(24)が日本ハムの人気を牽引してきた。昨年、日本ハムは本拠地の札幌ドームで58試合を行ったが、ダルビッシュが先発した12試合の平均観客動員数は3万4105人。それ以外の46試合の平均は2万6829人と、約7200人ほどのプラスアルファがあるのだ。

 ところが、今年は、この状況がガラリと変わるかもしれない。3月2日の水曜日に斎藤が本拠地デビューを果たしたヤクルト戦には1万6805人の観衆が詰めかけた。これに対して、翌3日の木曜日の同カードでは、ダルビッシュが先発したのにもかかわらず、9575人と激減している。

 もちろん、毎試合球場に足を運ぶ熱心なファンもいるが、大抵のファンはその日の先発投手や対戦カードから見に行く試合を選ぶ。このまま順調に斎藤がローテーション入りを果たせば、一気にダルビッシュから“主役”の座を奪うことになりそうだ。

 ちなみに、昨年の日本ハムの観客動員数は194万5944人、1試合平均2万7027人で12球団中5位。1位阪神の300万5633人には遠く及ばないものの、今季、日本ハムは200万人突破の大台を目標に掲げており、斎藤の活躍次第では大幅に躍進する可能性がある。

 また、「人気のセ、実力のパ」と言われる通り、現状ではまだセ・リーグの方が人気がある。昨年はセ・リーグが1230万8022人の動員で、パ・リーグは983万2981人だった。だが、セ・リーグが前年比3.0%減だったのに対して、パ・リーグは同1.3%増とジワジワと盛り返してきている。まだまだ差はあるが、斎藤が“日本ハムの主役”としてブレークするようになれば、これまでのセ・リーグ中心の構造を変えることになるかもしれない。

 「持っている男」斎藤には、それだけの可能性が秘められている。


スポンサーサイト
[ 2011/03/07 09:32 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
※ ご注意!
当サイトのコンテンツは、あくまでも本間普喜一個人の見解を元にしたものです。
産経新聞社の見解を代表するものではありません。
プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
最新コメント
最新トラックバック
お勧めリンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。