本間普喜のホンマのところ… TOP > 2011年02月03日                    お気に入りに追加

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強運男、ナベQの命運…

 2年連続で6分の1を引き当てた西武・渡辺監督。だが、運だけでは生き残れない…。

 キャンプインから2日目の昨2日は、日本ハムのドラフト1位ルーキー、斎藤佑樹投手(22)が初めてブルペンに入り、捕手を座らせて38球の投球練習。近鉄時代に名捕手として鳴らした梨田昌孝監督(57)が直々に捕手役を務めるVIP待遇ぶりで話題となった。

 一方、宮崎県の南郷では、西武のドラフト1位ルーキー、大石達也投手(22)が初めて捕手を座らせて60球。奇しくも早大で同僚だったドラ1コンビが“競演”する格好となった。

 ともに試運転段階ながらも、斎藤について梨田監督は「いい回転の球もあった。右打者の内角に投げやすいようだ」と満足げ。初の実戦登板については「13日くらい」とし、名護で行われる韓国サムスンとの練習試合でのデビューが内定した。

 人気では斎藤に及ばないものの、実力では斎藤より上と評価されている大石は「低めに投げる意識を持って投げた。初めてにしてはだいぶ、いいでき」と好感触。見守った渡辺久信監督(45)も「まとまりがすごいある。コントロールが一つの武器だと思う」と高く評価した。

 ただ、大石には課題もある。大学時代は抑えだったが、渡辺監督は先発として使う意向で、今後はスタミナ面が問題となってくる。渡辺監督も「下半身が使えていて、どっしりしているけど、それを持続するスタミナはまだない」と話す。

 昨年、巨人は2009年の最優秀中継ぎ投手だった山口鉄也投手(27)を先発に転向させたが、調整法の違いなどから悪戦苦闘し、結局、中継ぎに再転向してしまった例もある。大石がスンナリと先発に転向できるかは、まだ不透明な部分が多い。

 渡辺監督は「オープン戦に入ってもキャンプのノリかな。1年かけて作りながら投げていけばいい。スタミナがついてくれば、いつでもいける」と焦らず、長期間かけて育てていく方針だが、そう悠長なことも言っていられない。

 何しろ、昨年のドラフトで、大石は斎藤の4球団を上回る最多の6球団が競合した逸材。即戦力右腕として大きな期待が寄せられている。一昨年のドラフトでも渡辺監督は、6球団が競合した左腕、菊池雄星投手(19)を引き当てたが、いきなり左肩を痛めて、一度も1軍登板がないまま1年を棒に振ってしまった。

 2年連続で6分の1を的中させ、“球界で最も強運な男”とされた渡辺監督だが、その強運ぶりが逆にあだとなる恐れも十分。菊池に続いて大石も戦力にならないようだと、今度は自身の“監督力”が問われてくることになる。

 渡辺監督は就任1年目の2008年にいきなりリーグ優勝。日本シリーズでも巨人を破って4年ぶりの日本一となり、その年の正力松太郎賞にも選出された。渡辺監督は1965年生まれで、いわゆる「新人類」と呼ばれた世代。「部下がミスを犯しても叱らない上司」という新しいタイプの管理職として、経済界などからも注目を浴びた。

 しかし、翌2009年はリーグ優勝した日本ハムから11ゲーム差をつけられての4位と低迷。だが、球団は渡辺監督の続投を要請し、新たに2年契約を結んだ。昨年は史上まれに見る激戦の末、優勝したソフトバンクとゲーム差なしの2位。その後のクライマックスシリーズでは、リーグ3位のロッテに連敗を喫してあえなく敗退している。

 今季は渡辺監督にとって、2年契約の最終年。3年連続でのV逸ともなれば、来季以降の続投は難しくなってくる。成績はもちろんのこと、折角の逸材を生かし切れないようでは、“指導者失格”の烙印が押されてしまうのも無理はない。プロ野球の世界は勝つことがすべて。ドラフトで運を使い果たして、肝心のシーズンではサッパリ、というようでは、まさに本末転倒だ。

 2年目の復活を期す菊池、そして、ルーキーとしては実力ナンバー1と評価される大石。この2人を開花させることができるかどうか…。2年続けてドラフトの目玉となった両投手が、“強運男”渡辺監督の命運を握ることになる。


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[ 2011/02/03 09:26 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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