本間普喜のホンマのところ… TOP > 2010年12月22日                    お気に入りに追加

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“泣かせる男”は横浜を変えるか?

 楽天ナインを次々と号泣させた渡辺。誰からも慕われる熱い男は、どん底の横浜に新風を吹き込むことになるのか…。

 楽天から金銭トレードで横浜入りした渡辺直人内野手(30)が21日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。

 三菱ふそう川崎で活躍していた渡辺は、2006年のドラフトで楽天から5巡目指名を受けて入団。俊足巧打の内野手だが、楽天時代の4年間の通算打率は.265で、可もなく不可もなく並みの成績といったところだ。

 ところが、今オフは思わぬ形で注目を浴びた。12月1日に来季の年俸5300万円で契約更改を済ませていながら、9日に電撃的に横浜へのトレードを通告された。会見で楽天ファンへのメッセージを求められると「熱く、温かい応援をしてもらい、充実した…」と声を詰まらせ、涙を見せた。それどころか、翌10日に契約更改を行った鉄平外野手(27)、草野大輔内野手(34)、嶋基宏捕手(25)が渡辺の移籍を惜しみ、次々と号泣する異例の事態に発展。図らずも楽天での人望の厚さが知れ渡ることになった。

 楽天が今オフ獲得した松井稼頭央内野手(35)、岩村明憲内野手(31)とポジションがかぶることが放出の理由だが、入札金をあてにしていた岩隈久志投手(29)のポスティング移籍が破談したことも金銭トレードの一因とされている。チーム内には今なお、渡辺の放出を疑問視する声が多く、楽天フロントへの不信感も強まっている。

 だが、当の渡辺自身はすでに吹っ切れた様子。この日の入団会見で楽天への思いを聞かれると、「今度は敵なので、たたきつぶそうと思います」とキッパリ。さらに、「横浜のために死にものぐるいでやります。楽天に入ったときも最下位でしたが、野村監督の教えが浸透した昨年は2位になった。どうやったら勝てる、どうやったら負けるというのは、わかったつもり。監督から学んだことを横浜でも先頭に立って実践し、優勝したい」と横浜の再建を力強く宣言した。

 今季のパ・リーグ最下位チームからセ・リーグ最下位チームへの移籍ではあるが、ここ3年の楽天は5位、2位、6位。一方の横浜は3年連続最下位で、しかもプロ野球史上初の3年連続90敗以上という不名誉な記録を樹立。さらにこのオフには球団身売り話が浮上するなど、チームはズタボロの状態だ。

 それだけに渡辺は「負けて悔しいという気持ちが足りないのではないか。一球に命をかけるぐらいの気持ちでやらないとダメ。人が変わればチームも変わる。勝つ味を覚えてこそ、絶対に負けたくないという気持ちになれる」と熱っぽく力説した。

 移籍が決まり、恩師の野村克也元監督(75)に連絡した際には「チャンスだぞ。成績ももちろんだが、生き方がすごく大事だ」と激励されたという。この言葉通り、渡辺は自らの“生き方”を示すことで横浜を引っ張っていく決意だ。

 ソフトバンクにFA移籍した内川聖一外野手(28)の背番号「2」を受け継ぎ、球団としても渡辺に新しいチームリーダーとして期待を寄せている。果たして、男をも泣かせる“熱い男”は、負け癖の染みついた横浜を変えることができるのかどうか…。



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[ 2010/12/22 09:15 ] スポーツ | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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