本間普喜のホンマのところ… TOP > 2010年12月03日                    お気に入りに追加

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オリックス、スンヨプ獲りの裏事情

 オフの補強で失敗続きのオリックスがまたやらかしたと思ったら、そこにはやっぱり事情があるようで…。

 オリックスは2日、巨人を戦力外となった李スンヨプ内野手(34)の獲得を発表した。単年契約の年俸1億5000万円プラス出来高払いで背番号は「3」。ロッテ時代の2005年以来6年ぶりのパ・リーグ復帰となる。

 李は球団を通じ「ここ数年は思うような成績が残せず、ファンの期待に応えることができなかった。心機一転、新しい環境で自分本来の姿をお見せしたい」とコメントしたが、それにしても、オリックスはなぜ、ポンコツ同然の李を? と疑問に思ったファンも多かったはずだ。

 2008年の北京五輪では韓国代表の金メダルにも貢献した李だが、その後は下降線。今季に至っては出場56試合で打率.163、5本塁打と目も当てられない成績だ。一部には「左手親指のけがが深刻で、復活は絶望的」という見方すらある。年俸6億円ともいわれた巨人時代と比べれば大幅ダウンとはいえ、それでも1億5000万円の年俸も高すぎる。

 オリックスはドラフトでのくじ引き3連敗に続き、獲得を狙っていたFA選手の松井稼(楽天)、細川(ソフトバンク)にも振られて踏んだり蹴ったり。獲得できたのは、ともに巨人を戦力外となった小林雅英投手(36)と李。他球団をクビになった選手を集めてどうするんだ? というのは当然の疑問だろう。

 だが、オリックスの村山球団本部長は「(韓国の)大スターに来てもらってうれしい」と大喜び。その背景にはオリックス本社の強い意向があったという。

 関係者によると、韓国のオリックスの関連会社から「ク・デソン投手(2001年から2004年までオリックスに在籍)以上の大物を獲ってほしい」との強い要望があったという。ク・デソンは2000年のシドニー五輪で、日本を2度に渡って抑え込むなど、韓国代表の銅メダルに貢献。韓国、日本球界のほか、メジャーでも活躍した投手だ。一方、不振が続いている李ではあるが、母国でのネームバリューは今なお健在で、オリックス入団は韓国のニュースでも大きく取り上げられた。球団としてはひとまず、本社サイドの要望には応えられた格好だ。

 オリックスグループは韓国でも事業を展開しており、李を広告塔として活用したいとの思惑がある。このため、まず年内に韓国で入団会見を行ってお披露目。日本での入団会見は年明けになるという。

 つまり、李の獲得は、戦力補強というより、韓国向けの“宣伝材料”といった側面が強い。韓国でのオリックスの認知度が上がるようなら、1億5000万円は十分にペイできるという計算だ。また、韓国ファンの集客も期待できるほか、さらには、巨人時代のように、韓国のCS放送局が、韓国でオリックス戦を中継する可能性すらあるという。そうなれば放映権料が入り、球団としてもウハウハだ。

 とはいえ、今季のような不振が続くようなら“広告効果”は半減。集客も放映権料も見込めなくなる。果たして、本社サイドの思惑通り、韓国の“国民的打者”は新天地で復活できるのかどうか…。


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[ 2010/12/03 09:35 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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