本間普喜のホンマのところ… TOP > 2010年12月                    お気に入りに追加

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“破談エース”、岩隈の使い方…

 来オフのメジャー移籍が確実な岩隈。来季は故障を避けて無理をしないスタイルか、それとも“ガラスのエース”返上を目指すのか…。

 ポスティングシステムによるメジャー移籍を目指したものの、アスレチックスとの交渉が破談に終わった楽天・岩隈久志投手(29)が26日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸3億円プラス出来高払いでサインした。

 すでに交渉決裂のショックはすっかり癒えている様子で、「今はもうすっきりしている。開幕投手を目指して頑張りたい。来年は監督が代わって厳しくなるし、選手ひとりひとりの目つきも、戦う目つきになってくると思う。いけるんじゃないか」と来季は楽天のためにじっくり腰を据える構えだ。

 順調なら来季中に海外FA権を取得することになるが、岩隈は「取得してから考えればいい。ことしはチームとして期待に応えられなかったので、何とかそれを取り返したい」と来オフの去就については明言を避けた。今年の失敗で「もうメジャーは懲りた?」との見方もあるが、岩隈が「必要とされていないんじゃないか」と不信感を抱いたのはアスレチックス側の不誠実さに対するもので、メジャー志向に変わりはない。自由に球団が選べるFA移籍となれば、行使するのは確実と見られている。

 そこで気になるのが、日本ラストイヤーとなる岩隈の来季の使い方だ。

 岩隈は2004年から度々肩の故障に悩まされ、2007年には右ひじの手術も受けている。このため、できるだけ無理をしないことが岩隈の信条。完投にこだわらず自ら途中降板を申し出ることも度々あり、野村克也元監督も「ガラスのエースや」と散々ボヤいていた。また、今年5月22日の巨人戦で8回途中、93球で降板した際には、翌日のTBS系列「サンデーモーニング」で張本勲氏が「無責任だ」として「喝!」を入れ、岩隈ファンの江川昭子氏が反論。江川氏の番組降板事件にまで発展している。

 メジャー関係者の間からも「メジャー流の中4日登板に耐えられるのか?」と疑問視する声もあり、来季FA移籍するにしても、岩隈のマイナスポイントとなる可能性がある。

 球団関係者の間では「岩隈としてはメジャー移籍を前にして故障したくないという気持ちが強いでしょう。星野監督も無理はさせづらいのでは」という声がある一方、「本人は“ガラスのエース”というイメージを払拭するために、例年以上に頑張るかも。大型補強をして1年目から結果が求められている星野監督も、“どうせいなくなるピッチャーだから”と酷使するかもしれない」と意見は真っ二つに分かれている。

 あとは岩隈本人の気持ちと星野監督の起用法次第だが、無理をして故障でもすれば来オフのFA移籍は厳しいものとなる。かといって、肩、ひじを温存するようなスタイルなら“ガラスのエース”のイメージがつきまとい、メジャーからも高い評価は受けにくい。何とも悩ましいところではある。

 1998年に導入されたポスティングシステムで史上初の破談となったことで注目を浴びた岩隈だが、来季もメジャー球団から熱い視線を浴びることに変わりはない。念願のメジャー移籍が1年先延ばしになった分、来季は例年以上に重要なシーズンとなる。


[ 2010/12/27 09:05 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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