本間普喜のホンマのところ… TOP > 2010年11月24日                    お気に入りに追加

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岩隈決裂の波紋…

 岩隈の代理人、団野村氏が交渉決裂の経緯を説明。それと同時に制度そのものへの疑問も…。

 楽天からポスティングシステム(入札制度)での大リーグ移籍を目指している岩隈久志投手(29)の代理人、団野村氏が23日、楽天のファン感謝祭が行われたKスタ宮城で会見し、交渉決裂に至った経緯を説明した。

 当初、「交渉決裂」「楽天残留」を報じたのはアスレチックスのおひざ元の地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」で、岩隈サイドがジャイアンツの先発、バリー・ジト投手の大型契約7年1億2600万ドル(約106億円)を例に挙げ、1年平均1800万ドル(約15億円、入札金含む)を要求。アスレチックス側が交渉を打ち切ったというものだった。

 これに対して団氏は「一部報道でいろいろ何か、百何十億円を請求したとか、間違った報道があるので、それをまず修正したい。私の方からはまだ、一切こちらの金額提示はしておりません。そこだけちょっと明確にしておきたい。いまのところボールはオークランドへ投げっ放しというか、向こうのオファーを1回断りましたので、向こうから今後どういう形で言ってくるのか待っている状態」と法外な要求を否定した。

 団氏によれば、アスレチックスからの提示があったのは19日で、4年総額1525万ドル(約12億7000万円)、年平均で381万2500ドル(約3億1800万円)というもの。比較対象となったのは元広島のコルビー・ルイス投手(レンジャーズ、年俸175万ドル)と元阪神の井川慶投手(ヤンキース傘下3Aスクラントン、年俸400万ドル)だった。これに対して団氏が比較対象としたのが、成績的にも似ている黒田博樹投手(ドジャース、年俸1543万3333ドル)で、この他に松坂大輔投手(レッドソックス、年俸833万3333ドル)、ジト投手(ジャイアンツ、年俸1850万ドル)も比較対象の例として出したという。

 すると翌20日にアスレチックス側から「うちが提示した金額を飲めないんであれば打ち切ろう」と通告され、21日には交渉決裂報道が出た。

 団氏は「アスレチックスは現時点で正式に交渉断念を発表したわけではない。(地元紙の交渉決裂報道は)いろんな駆け引きのひとつだと思う。交渉期限は12月7日(米東部時間)。そこまでは、交渉をやめたとかやめないとか言いながら、このままズルズル行くのではないか。アスレチックスはいろんな選手を当たりながら、てんびんにかけているのかなという気がする」とし、まだ交渉再開の可能性はあるとしている。

 ただ、相手はメジャーでもやり手として知られるビリー・ビーンGM。独占交渉権という強力な武器があるだけに、このまま一歩も引かない可能性は高い。岩隈自身は「お金の問題じゃない」としているが、団氏は「クライアントがそういえば従いますが、今後ポスティングする選手、日本の選手が足下を見られるとか、市場価値とか、そういうこともいろいろ配慮しながらきちっとした契約をしないと、悪い判例をつくってしまう」と、相手の言いなりでの契約には反対の立場だ。

 何より、今回の騒動で岩隈自身が冷めてしまったことは否めない。岩隈は「必要とされているチームでプレーしたい」と話し、一方的なアスレチックス側の態度に不信感を募らせているようだ。仮に条件を飲んでアスレチックス入りしたとしても、モチベーションを維持できるかどうか。むしろ、来季は楽天に残留し、来オフにFAで希望球団を選んだ方が賢明かもしれない。

 いずれにせよ、今回の件でポスティングシステムそのものが持つ問題点も浮き彫りになった。団氏は「ポスティングの怖いところは独占交渉権で、他の球団の話ができないところ。極端に言えばマイナー契約を提示されてもおかしくない。選手にとってフェアなシステムではない。オークランドにしてみれば、『アメリカに行きたい? じゃこの金額でどうぞ。嫌だったら来なくていい』という姿勢なのかという気がしないではない」と制度そのもののあり方に疑問を投げかけた。

 ポスティングシステムが導入されたのは1998年。以降、落札された選手は全員が契約に至っており、破談となれば今回が初のケースとなる。岩隈問題は今後も各方面に波紋を投げかけることになりそうだ。



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[ 2010/11/24 09:59 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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