本間普喜のホンマのところ… TOP > 2010年11月22日                    お気に入りに追加

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岩隈交渉決裂! 来季も楽天残留

 岩隈とアスレチックスの交渉が決裂、楽天残留が決まった。ロッテから米移籍を目指す西岡にも、ここへ来て入札回避が続出し…。

 ポスティングシステム(入札制度)を利用して米大リーグ挑戦を目指していた楽天・岩隈久志投手(29)とアスレチックスとの交渉が決裂。来季の楽天残留が決まった。応札がありながら交渉が決裂したのは初のケースとなる。

 岩隈は、アスレチックスが1700万ドル(約14億1000万円)で入札し、独占交渉権を得たが、その後の交渉が難航。米国内での報道では、アスレチックスは4年総額で推定1400万ドル~1500万ドル(約11億6200万円~約12億4500万円)の条件提示をしたとされる。岩隈の今季の年俸は3億円で、ほぼ現状維持のレベルだ。岩隈側はその倍程度を希望しており、両者の隔たりは大きかった。

 そもそも、アスレチックスは今季開幕前の年俸総額が30球団中28位の約5165万ドル(約42億9000万円)と資金力が乏しい。岩隈の入札に参加したこと自体が信じられないとの声もあるほどだ。14億円という落札金額の負担もあることから、アスレチックス側はできるだけ年俸を抑えたいとの考えだった。交渉期限は日本時間12月8日午後2時までだったが、両者に歩み寄りは見られず、アスレチックス側が交渉を打ち切る形で、前代未聞の破談となった。

 「日米間選手契約に関する協定」により、岩隈は翌年11月1日まで入札制度による移籍はできない。来季は楽天に残留し、来オフにFA権を行使してメジャー移籍を目指すことになる。楽天にとっては見込んでいた入札金14億円がパーになるが、エースの残留は戦力的には大きなプラス。ただ、楽天は星野監督が主導する形で、すでに「岩隈抜き」を前提に積極的に補強を進めているだけに、思わぬ誤算だ。しかも、来季FAで移籍すれば球団には一文も入ってこず、“岩隈マネー”は完全に消滅。球団にとっては痛いが、星野監督はニンマリといったところだろう。来季いないものと思っていたエースがまさかの“元サヤ”に…。球団と岩隈本人は複雑だろうが、楽天ファンにとっては何よりの朗報といえる。

 一方、ロッテからポスティングでメジャー移籍を目指す西岡剛内野手(26)も苦戦が予想されている。入札の締め切りは日本時間24日午前7時。当初は8球団程度が興味を示しているとされていたが、ここへ来て消極的な姿勢が際立ってきた。

 まず、ドジャース、ダイヤモンドバックスなどが早々と入札回避を決定。ワールドシリーズを制したジャイアンツも、長距離打者の獲得を優先させ、西岡の入札は見送る方針だ。さらに、オリオールズ、パドレス、レッドソックス、マリナーズも、入札金と年俸による負担が大きいことから消極的な姿勢。現段階で「積極的」といわれるのはツインズぐらいしかない。

 岩隈も西岡も、やはりネックとなっているのが、入札に多額な費用がかかること。ポスティングでの獲得は割に合わないことは、これまでの例で証明されている。ヤンキースが2600万ドル(約21億6000万円)で落札した井川慶投手の失敗が好例だが、松坂大輔投手を5100万ドル(約42億3000万円)で落札したレッドソックスも「費用対効果を考えれば失敗だった」と後悔しているといわれる。たとえ日本のタイトルホルダーでも、よっぽどの活躍が見込めなければ、慎重にならざるを得ないのが現状だ。

 西岡は21日、千葉市内での日本シリーズ優勝パレードと千葉マリンスタジアムでの優勝報告会に参加。集まったファンに対して「アメリカへ行くことになると思うが、向こうからも千葉ロッテを一番気にかけながら応援したい」とあいさつし、入札への不安は全くうかがわせなかった。26歳と若い上に、年俸も1億7000万円と、岩隈の3億円よりはお手頃だが、果たしてメジャー球団がどう評価するか。

 景気が後退している上に、日本人選手に対する評価も厳しくなっている。さしずめ、日本人選手の大リーグ移籍は冬の時代といったところか。大リーグの財布の紐が一層締まる現状とあっては、今オフのポスティングを見送った日本ハム・ダルビッシュ有投手(24)の判断は、むしろ賢明だったのかもしれない。


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[ 2010/11/22 09:04 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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