本間普喜のホンマのところ… TOP > 2010年10月15日                    お気に入りに追加

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恐るべし、リストラ男の復讐…

 あ~あ、こんなことならクビにしなけりゃよかった、というのがソフトバンク関係者の本音か…。リストラされた男の“恨み”は侮れない。

 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)第1戦が14日、ヤフードームで開幕し、ロッテ(レギュラーシーズン3位)がソフトバンク(同優勝)を3―1で下した。優勝チームには1勝分のアドバンテージがあるため、対戦成績は1勝1敗のタイとなった。

 試合後、ロッテ・西村徳文監督(50)が「うちのエースらしい投球をしてくれた。今日は成瀬しかないでしょう」と絶賛した通り、中4日で先発した成瀬善久投手(25)が4安打1失点9奪三振の完投。今季、ソフトバンクに0勝4敗とやられていた左腕が大舞台で貴重な白星を挙げた。

 この快投を引き出したのが、長らく控え捕手に甘んじてきた的場直樹捕手(33)だ。昨年、ソフトバンクから戦力外通告を受け、ロッテにテスト入団。巧みなリードで見事、古巣にリベンジを果たした。

 この試合、ソフトバンク先発の杉内俊哉投手(29)の失点は二回に大松尚逸外野手(28)に喫した3ランのみだったが、地元テレビ局のゲスト解説を務めた元西武の工藤公康氏(47)は「大松にスライダーは得策じゃない。半速球を打つのは上手。逆にふところに入る球は上手じゃない」と指摘。田上秀則捕手(30)のリードに疑問を投げかけた。その一方で的場のリードについては「変化球を待っていると思ったら真っすぐを続けるとか、(打者の)心理を読んでいる」と称賛した。

 振り返れば、的場はずっと日陰の道を歩んできた。1999年のドラフト3位で当時のダイエーホークスに入団。しかし、正捕手には城島健司捕手(34、現阪神)がいて、なかなか出番が回って来なかった。2006年に城島がマリナーズに移籍したことで、ようやくチャンスが巡って来たかと思われたが、山崎勝己捕手(28)や田上の台頭により、出場機会が激減。2008年にはスタメンでわずか2試合、トータルでも8試合で、2009年にはついにゼロ。オフには戦力外通告を受け、ロッテの入団テストを受けた。

 ロッテにも里崎智也捕手(34)という正捕手がいて、再び控え人生かとも思われたが、今季は里崎が故障で離脱し、その穴を埋めて次第にその実力が評価されるようになった。

 手の内を知り尽くした古巣相手というのも的場にとっては幸いした。この日は、「小久保さんは結構ヤマを張ってくる」と看破して2三振を奪うなど、ソフトバンク打線を翻弄。特にクリーンアップは無安打に抑え込んだ。

 「去年まで10年間、お世話になった。見返すというか、恩返しというか、いいところを見せたいと思った」と的場。クビを切ったソフトバンクにしてみれば手痛いしっぺ返しを食らった格好だ。

 今季、レギュラーシーズンの対戦成績はソフトバンクの15勝9敗で、CSファイナルステージでも強力救援陣を擁するソフトバンクが優位と見られていた。しかし、ロッテが早々と1勝分のアドバンテージを消したことで、勝敗の行方はまったく分からなくなった。苦汁をなめたリストラ男が下克上のドラマを演出することになるのか…。今後の展開が面白くなってきた。



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[ 2010/10/15 09:03 ] スポーツ プロ野球 | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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