本間普喜のホンマのところ… TOP > 2008年02月13日                    お気に入りに追加

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福留悩ます“F問題”英語で発音するとアノ禁止用語に でもインパクトは十分!!

 4年4800万ドル(約54億円)の巨額契約で大リーグ生活をスタートするカブスの福留孝介外野手(30)。オープン戦からカブス待望の左打ち外野手としてクリーンアップの一角を任されることになる。全米有数の大都市、シカゴの大きな期待を背負うが、関係者が契約当時からやや困惑しているのがその名前、“FUKUDOME”だ。

 九州・鹿児島方面などに多く、「福を留める」とは何とも縁起がいい福留姓。日本語ではこんなに素晴らしい響きなのに、これが英語になるととんでもないことになる。誰のせいでもないのだが、米国でスター選手となる福留にとっては無視できない問題となる可能性がある。

 英語で最も下劣な卑語で、日本でもよく知られている代表的な放送禁止用語「FUCK(性交する、犯す、虐待する)」が福留の名前の頭に。英語圏の人たちはローマ字つづりの福留の名前を「FUCK YOU DO ME(犯し犯され)」、「FUCK YOU DOME(犯しのドーム)」と読んでしまいやすいから大変だ。

 現地の報道でも、「ピネラ監督は一体どうやって審判に彼をコールするのか」、「注意! 発音はフー・カ・ドー・メイだ」、「名前をもじったひどいヤジが飛ぶかもしれない」などと福留の名前を懸念する記事が多い。FUCKをはじめとする俗にいう「Fワード」は、審判に対して口にすれば、一発で退場処分になるだけに深刻だ。

 レンジャーズに移籍した福盛和男投手(31)も発音的には似た環境にあるが、あまり同様の話題には巻き込まれてはいない。やはり、契約金の高さや伝統の人気チームに所属する福留の注目度はそれだけ高いということだろう。

 打開策としては、“DOMER”などのニックネームを早く決めることを推奨する声が非常に強い。また、「つづりの最初を“FU”でなく“WHO”などに変えれば、印象が大きく変わる」とアドバイスを送る現地記者もいる。だが、福留も大事な名前や登録名は簡単に変えたくないはずだ。

 外国人の名前の発音が、渡航先の国では淫靡な響きになってしまうという不運はままあることだ。麻生太郎元外相の姓も英語では、「ASSHOLE(尻の穴)」に聞こえたという。

 笑い話程度で済めばいいのだが、名前の影響というのは決して小さくない。逆に日本語で聞いて、口にするのをためらわれる名前も多く、聞けばその違和感を実感できる。

 福留の逆パターンの好例が、1962年に大毎オリオンズに入団したマニー。本名はフランク・マンコビッチだったが、さすがに放送コードに引っ掛かるため、「マニー」で登録されたのだ。

 このほか、ピーター・マンコッチ(スロベニア、水泳)、ピエール・マンコウスキ(仏、RCストラスブール元監督)、ロジャー・コーマン(米、映画監督)、ジャン・チンチン(中国、女優)、ドミトリー・サオーチン(ロシア、高飛び込み)、ボブ・オーチンコ(米、元大リーグ投手)、フランコ・ウンチーニ(伊、バイクレーサー)、ヤンネ・アホネン(フィンランド、スキージャンプ)、アハム・オケケ(ノルウェー、陸上)、アドリアン・アヌス(ハンガリー、ハンマー投げ)、ニャホ・ニャホ・タマクロー(ガーナサッカー協会元会長)など、“アブない”人名はキリがない。

 地名となるとさらにすごい。沖縄の漫湖公園をはじめ、エロマンガ島(バヌアツ)、キンタマーニ(バリ島)、チンポー湖(中国)、チンコ川(スーダン、コンゴの国境)、ヤキマンコ通り(ロシア)、スケベニンゲン(オランダ)などなど…。

 もっとも、インパクトのある名前は、決してマイナス面だけではない。1957年に日本プロレスに参戦し、“黒い魔神”と呼ばれて一世を風靡(ふうび)したボボ・ブラジル。九州の一部では女性器や性交のことを「ボボ」というため、ちょっとした騒ぎとなったが、力道山やジャイアント馬場を苦しめる敵役として一躍人気者となった。

 福留もすでに、名前のインパクトは十分。メジャーの大舞台で活躍すれば、一気にブレークする可能性を秘めている。

(2008年2月13日付、夕刊フジ終面に掲載)



 追記:これは、夕刊フジのエースライターである米沢秀明記者との合作です。米国メディアの反応、珍名の数々は米沢記者が収集してくれました。この記事は没にされる可能性が大きかったので、部長が休みの日に“ゲリラ的に”出稿しました。読者の反応は「電車の中で読んで大笑いしてしまった」「最高!」という評価や「猥褻な単語を羅列しただけで実に下らない」と賛否両論ありました。

 確かに、下らないかも知れません。でも、私がライターを続けている理由は、読者が笑ったり、泣いたり、何らかのエモーションを引き起こす事です。例えば、余命いくばくもない人が病床でたまたま夕刊フジを読んだ時、その人が「下らねーな」と言いながら、クスリとでも笑ってくれたのなら、それが私の本望です。

 「下らない記事ばっかり書いて…」という批判は甘んじて受けます。でも、一人でも笑ってくれた人がいるのなら、私はそれで良かったと思います。ライターができる仕事なんて、たかが知れています。どんなスクープよりも、読んだ人が笑ってくれたのなら、私はそれで満足なのです。批判されても構いません。でも、私は“バカな記事”を書き続けます。それしか、私にはできないのですから…。
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[ 2008/02/13 12:08 ] スポーツ | TB(0) | CM(0)
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プロフィル

I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes...or should I?

Author: 本間 普喜
(ほんま ひろき)

1963年5月7日、横浜生まれ
1987年、産経新聞社入社
職業:ライター
好きな食べ物:極上の本マグロ、アルコール類全般…
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